ある朝、勤勉な主婦・文枝は何もしない女になっていた。家事一切はもちろん、パート仕事にも行かず、一日、家にいるだけ。文枝は、何もしなくてもいいという、神のお告げを受けたらしい。困った家族は、叔母の花枝に依頼し、文枝を預かってもらうのだが……。(表題作) 心の隙間に宿る闇が、人びとの日常を次第に蝕む恐怖を描く、連作小説!(『痛いひと』改題)

ジャンル
出版社
光文社
掲載誌・レーベル
光文社文庫
電子版発売日
2013年08月23日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

降臨

Posted by ブクログ 2011年04月13日

密かに忍び寄る、日常の違和感。

ぎしぎしと、というよりもわずかにきしみ、
いつの間にか気付いたらそこにあった、壁のわずかな亀裂のような。
あるいはふとしたときに気付く、こんなところにあったかしら?というシミのような。

正直読後感は悪い。
明るく描かれた家族がふと、次の作品で追い込まれている苦しさ...続きを読む

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降臨

Posted by ブクログ 2013年09月12日

強迫神経症3連続。これは短編集で、全編通してのキャラクタはなし。
これを書くんで、パラパラめくって見て気づいたんだが、この作者、最終ページ読んでみても、全体のスジが思い浮かばないな。通しで読んで初めて面白いというテクか。
"全編通してのキャラクタはなし"なんだが、何編かはニアミス...続きを読む

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降臨

Posted by ブクログ 2010年12月04日

期待していた内容とはちょっと違うけど…花枝と淑彦の夫婦の雰囲気は結構好き。人間の心の中ってわからないですね。

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降臨

Posted by ブクログ 2010年11月04日

きっと人間の奥底にはこんな精神が潜んでいるのかもしれない。短編集なのだけど、最初と最後の小説は、同じ人物が登場する。ホラーなのかミステリーなのか。心が読めてしまったり、羨望の女性が、実はとんでもない人物だったり、元彼女の幽霊に悩まされていた男のトラウマだったり。妄想殺人だったり。読み進めていくと奇妙...続きを読む

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降臨

Posted by ブクログ 2010年06月12日

何が正しいのか。何が正常なのか。
読んでるうちにだんだん分からなくなってきた。
他の人の負の感情を読めてしまう人、自分が認めたくないものから逃げるために自分に嘘をつく人、頑張りすぎて突然神のお告げがあったと何もしたくなる人…。
みんな真剣でありながら、自分が異常ではないかとか悩んでいる。
読んでいる...続きを読む

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降臨

Posted by ブクログ 2008年10月25日

明野照葉の「女神」を読んだのが、2年前。
主人公の女性は潔癖症に近い完全主義者。
しかしその裏には恐るべき秘密があった・・。

この「降臨」は短編小説であり、やはりホラーの領域に入るのだろうか。
どこか異常・・妄想癖・・神経を病んでいる人・・多くのそんな人が登場する。

表題の「降臨」は、家族のため...続きを読む

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