無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
なんと、あの平和な食堂のおばさんシリーズ作者の書いた本。読み応えたっぷり。面白かった。
唯は75歳の清掃員。下斗米と迫水、忍足、鎌田と料亭でご飯を食べる。
忍足は情報屋、物件の情報を集める。
迫水はニンベン師、書類や印鑑、身分証明書の偽造を請け負う。
鎌田は交渉役、直に相手と接触して商取引を行う。
唯はなりすまし役を手配する手配師。
下斗米は大元締め、計画を立案し、それぞれの専門家を選んで、計画を実行に移す。
昭和50年。唯は特殊詐欺にあう。倒産する会社の株を購入。300万円渡されて実家を追い出される。
城崎温泉の旅館ふじのやで働く。お客さんに誘われて、東京に帰る。72歳の男の未亡人に化けるよう言われる。この事件の時の責任者は館林。ここで交渉役の下斗米に会う。
次の案件は綾瀬瑠佳62歳の未亡人。昔の同僚の長谷部文乃に500万円で依頼する。文乃はうまくやりおおせた。
増田恒男70歳。阿佐ヶ谷200坪の屋敷に暮らす。またなりすまし役を手配する。
バブルが弾けて、手配師の仕事は休業状態。児玉林太郎を手配したが、ドジを踏まれたのでこのヤマはなくなる。
1000万と引換に右手の指4本と左耳たぶを落としてもらう。
Posted by ブクログ
ネトフリドラマ『地面師たち』を観てからの購入。
長い間積読だったものを、ようやく読み終えた。
地面師の中の手配師(ドラマでいうところの小池栄子さん)にスポットを当てた物語。
ただし、ドラマと本作は全く関係ない。
地面師たちを見た人たちはわかると思うが、
手配師とは地面師の詐欺グループの中の
なりすまし役を調達する役割の人だ。
お金のためなら詐欺に加担してくれそうな老若男女と知り合うために、旅館に勤めたり、ビルの清掃業を日々行なったりしている。
地方の旅館は訳ありな人が働いていることが多いそう。(現代はそんなことないかもしれないが)
そして会社がたくさん入っているビルの清掃業を行なっていると情報収集に役立つらしい。
確かに、自分たちの話を聞いているなんて思わずに、秘密事項を話してしまう時ってなきにしもあらず。
そんなあなたは、情報を抜き取られているかもしれない…!!!
その人になりきるだけで、数百万。
色々な事情で生活に困窮していたら
ぐらっとくる。
彼女は、お金に困っている人を救うつもりで、窮地に陥っている人に声をかけるのだ。
初めての作家さんだったが、詐欺師という犯罪者をヒーローみたいに描くのが上手だった。
犯罪なのだが、なぜか応援したくなってしまう。
そして、実際に地面師たちはまだこの世の中に存在している。
不動産業界で働いているわけではないので、全く実感はないのだが、知らない世界が覗けた分面白かった。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。