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犯行現場や犯人らしき人物を見たという証言や当事者の記憶。それは犯人を特定し、事件の全容を解明するうえで最も確実なものと思われがちだ。だが、実際には間違いなくその瞬間を見たはずでも、あるいは自身が当事者であったとしても、その記憶は驚くほど不確かで当てにならない。ロフタスは、偽りの記憶が生成される過程を明らかにした心理学者であり、多くの法廷で長年、専門家として証言してきた。実際の裁判例に基づき、人々の記憶がときに無意識的に、ときに捜査手法に誘導されることで、いかに書き換えられていくかを克明に描き出した傑作ノンフィクション。 解説 笹倉香奈
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Posted by ブクログ
「私はあの人が〇〇するのをみました」という証言がいかに脆いものかを法廷で証言した経験のある心理学者の体験記。
「私のレイプ犯はあの人です」と名指しされた人がいたが、その後真犯人が証明されて無罪となったケース。それでも被害者は自分の名指しした人が真の犯人だと信じ続けているというのは衝撃的。
途中でナチス協力者と名指しされた人の裁判(@イスラエル)の話が出てくるが、筆者はユダヤ系であるために被告人側のexpert witnessとして証言することを拒む。結局被告は有罪となるのだが、被告の弁護士二人のうち一人は転落死(突き落とされたと思われている)、一人は硫酸をかけられる(犯人は捕まって自分のしたことを誇りに思っている)という結果に。
「目撃」がいかにあてにならないかと同時に、アメリカの裁判っていい加減だなとも思わせられる一冊。(だから映画にもなるんだけれど。)
お勧め度高し!
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