自由と民主主義をもうやめる

自由と民主主義をもうやめる

794円 (税込)

3pt

アメリカの金融破綻は、自由と民主主義の名の下に個人の飽くなき欲望を肯定し、グローバル化を強引に主導してきたアメリカ的価値の破綻でもあった。それに追随し、経済だけでなく政治、人心のあらゆる局面で崩壊の危機に瀕する日本。もはやアメリカとの決別なくして再生はありえない。今こそ、「私」ではなく「義」を、「覇権」ではなく「和」を是とする日本的価値を、精神の核に据え直すときなのだ。今日の危機に早くから警告を発してきた思想家があらためて問う「保守」という生き方。

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自由と民主主義をもうやめる のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2011年11月04日

    保守とはなにか?左翼とはなにか?

    正直よくわかってなかったんですけど、よくわかりました。前半は非常におもしろかった。

    後半はどうでしょうね。意見が分かれそうな気がするが。

    まぁとりあえず、いまがニヒリズムに陥ってて迷走しているというのはよくわかるし、

    それに対してなんとかしてくれそう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年10月17日

    就活のときに、読み、当時の最高の1冊。そして再読。

    いやーやはり秀逸。
    実際、僕たちの年代は、保守・革新だとか左翼・右翼とか言われても、自分に関係なく、ちょっと怖いものだったり、怪しいものってイメージのみ。

    今は、実際そんなくくりでは括れない、もっと根本的なレベルで、精神の中にあるもの、日本とい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    著者の言に必ずしも同意するものではないが、民主主義の危うさは以前から感じていた。ある意味、真実を突いている。

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    Posted by ブクログ 2018年10月31日

    長い間、この本の刺激的なタイトルが記憶に残っていて、内容も興味深かったので読んでみた。ところが、本文では「民主主義や個人の自由も基本的には大事」とあって、だまされた感はある。ただ、前半の2章までは、保守と左翼の本来の意味、日本における左翼と保守の変遷、アメリカの保守がヨーロッパの保守とは異なることが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月30日

    「保守主義」の定義から始まり、日本が目指してきた「民主主義」や「自由」のどこに問題があったのかを考察する。
    欧米の「保守」が、自分たちの文化や伝統を守りながら新たなものを取り入れてきたのに対し、日本は、「自由や民主主義、市場競争によって、何を表現したいのか、どんな社会をつくりたいのか」、そのヴィジョ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年11月24日

    4年前に刊行され、当時すぐに読んだのだけど、再度読み直しました。一度読んだ本を読み直すのは非常に稀なのですが、この本はいつかもう一度読もうと思っていたもの。激動する、社会や政治の状況を一旦整理してためには非常に秀逸な著作です。これまた、すぐに読めるので選挙前にぜひ。

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    Posted by ブクログ 2010年08月09日

    右翼と左翼、それぞれが何を意味しているのか、根本からわかりたければすごくよい本。


    20100808

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    Posted by ブクログ 2010年04月03日

    <民主主義ではきれいごとを言うほうがどうしても勝ってしまう、、しかし、本当に大事なこととは人前で大声では言えないものです。>という指摘は深い。民主主義といえば「討論」ということになるが、ようするに、人間の暗黒面をどうとらえるのか、への考察がないと、国会も学級会もおんなじになってしまう、という実例を我...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年02月09日

    戦後の日本人にとって絶対的な善であった「自由」と「民主主義」。本書はこれら自体の否定ではなく、その名の下に行われた経済、文化のグローバル化に対する警鐘であるように思う。我々日本人がその文化や伝統に誇りを持って生きていく事の大切さを訴えている。

    ・冷戦後の「保守」と「革新(左翼)」とは
    日本では保守...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    戦後からずっと続いてきた価値観が変化し、変化しなくてはいけないということを表現した本。
    10年後に読むとすごい面白いかも

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