超国家権力の正体
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超国家権力の正体

1,650円 (税込)

8pt

3.7

ワクチン、昆虫食、SDGs──私たちの“常識”を操る巨大な力はどこから来たのか?
苫米地英人が、16世紀のアジアとヨーロッパの衝突から、現代のグローバリズムと資本主義の源流、そして「グレートリセット」の背景まで読み解く。
大航海時代の侵略、戦国日本と宣教師の攻防、奴隷と銀をめぐる資本主義の誕生、宗教と資本が生んだ“超国家勢力”の正体を暴く。
21世紀の世界はなぜ混乱し続けるのか。
戦争はなぜ終わらず、貧富の差はなぜ拡大し、超国家的な勢力が国家すら超えて力を持ち続けるのか。

その答えは──16世紀のアジアとヨーロッパ、そして日本にあった。

本書は、中世ヨーロッパの大航海時代と戦国日本の「見えない衝突」を軸に、
現代のグローバリズムと資本主義の構造がいかに形成されたのかを読み解く“歴史×構造分析”の決定版である。

■本書の読みどころ
●1. 超国家の誕生と暴走の歴史を徹底解剖
ポルトガル、スペイン、オランダ、イギリス──
“未開のヨーロッパ”が、アジアの富と銀を求めて暴力的に世界へ進出。
トルデシリャス条約、東インド会社、宗教の名を借りた侵略……
教科書では絶対に語られない「戦争と資本の裏側」が立体的に浮かび上がる。

●2. 戦国大名とキリスト教の真相に迫る
宣教師たちは何を目的に日本へ来たのか?
布教は“善意”か、それとも「ジャパン・コンクエスト」だったのか?
秀吉の禁教令、フィリピン遠征の背景など、
戦国日本とヨーロッパ勢力の知られざる心理戦を解析する。

●3. 奴隷・銀・資本主義──世界を動かす三つの渦
日葡辞書に残る“奴隷”の語彙、
日本人奴隷をめぐる教会の二枚舌、
スペイン・明・日本をのみ込んだ“銀の大循環”、
そして“奴隷こそ資本主義の根幹”という衝撃の指摘まで。
現代の巨大企業の振る舞いを理解する必須の歴史がここにある。

●4. 神学と資本による“超国家”の完成
カルヴァン派、ローマ教皇、オランダ商人──
国家と宗教と資本が複雑に絡み合い、
ついに“国家を超えて人間を動かす力”=超国家勢力が誕生する。
その力は現在、巨大製薬企業、兵器産業、国際金融へと姿を変えて生き続けている。

■現代とつながる衝撃の結論
●グローバリズムは16世紀に始まった
●ワクチン、SDGs、戦争──背後にある構造は今も変わらない
●超国家勢力は「国民よりもお金が上」という価値観で動く
●なぜ世界は混乱し、争いが終わらないのか?
その理由はすべて歴史の中にある。

本書は、単なる歴史解説ではない。
歴史の“連続性”を可視化し、現代社会の見えない支配構造を読み解くための書である。

■目次(抜粋)
●第1章 超国家の歴史
●第2章 戦国大名とキリスト教
●第3章 奴隷と資本主義
●第4章 銀の時代
●第5章 神と超国家

いま私たちが直面している世界の混迷は、決して突然始まったものではない。
その構造は500年前から“つながっている”。

歴史を読み解くことは、未来を読み解くことである──。

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超国家権力の正体 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    思っていたよりは、とんがって書かれていない。かなり節度、謙虚さが感じられる書き方だった。
    つまり、スムーズに楽に読めた。もう還暦になったのだったかな。出典の明記もきちんとしているし。

    一神教徒、特にグローバリズムを推し進めようとする輩と付き合うのは、大変、というお話。
    やはり、ロシアに期待か。キリ

    0
    2025年01月04日

    Posted by ブクログ

    グローバリズムというものがどのようにできたのかを紐解く世界史が学べる本。
    帯に書かれているワクチン、SDGs、昆虫食については最後のほうで出てくる程度なので、そちらの解説を目的に読むと少し期待外れに感じるかもしれない。

    いま彼ら(世界の1%の大富豪支配層)が地球の99%を新たな形で奴隷にしようとし

    0
    2024年02月22日

    Posted by ブクログ

    グレートリセットのことを知りたくて読んだ。歴史の話が多かったが、内容は興味深い。この著者の本は初めてだが、他の著書も読んでみたい。

    0
    2023年12月26日

    Posted by ブクログ

    現代経済を読み解くための、中世の奴隷貿易やキリスト教などの解説


    相変わらず、世の中に広がっていない説が非常に説得力を持って展開されている。しかも、わかりやすい。
    中世のヨーロッパの力関係や日本の状況、キリスト教の様子を伺えて、そしてそれが今日に繋がっていると知れて興味深さと驚きと怖さを覚える。

    0
    2023年11月20日

    Posted by ブクログ

     第2章では、「キリスト教の宣教師は外国の尖兵となって日本征服を狙っていたのか?」について考察しました。
     答えは征服を狙っていた宣教師もいれば、絶対に阻止しようとしていた宣教師たちもいたということです。また、スペイン王は本心では日本や明の征服をしたかったのでしょうが、経済的に許される状況ではなかっ

    0
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ

    2024年25冊目。満足度★★★☆☆

    理系の博士の本なので、テクノロジーの話が多く出てくると思いきや、完全に歴史の本でした。

    想像していた本とは全然異なる内容でした。

    0
    2024年04月01日

    Posted by ブクログ

    中高生でも読めるとてもわかりやすい内容で、大航海時代やキリスト教による日本での活動の歴史を捉え直すことができる。
    「民主主義の敵は資本主義」という考察は面白い。
    しかし5章以降の内容については若干消化不良。
    西欧における神の正義に基づく行動にくらべて「悪魔との契約行動」がイマイチ理解できない。
    ここ

    0
    2023年07月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    コロナワクチンや太陽光発電、コオロギ食などあまりにも国民を無視した馬鹿馬鹿しい方針が打ち立てられる昨今。その背景には、定期的に世界経済フォーラムを開催し、各国の代表を呼び寄せ、実現目標(アジェンダ)を伝えるグローバル企業の存在がある。そういった国家よりも力を持った私企業の面々を著者は超国家権力と呼ぶ

    0
    2023年08月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お馴染みの苫米地先生。
    苫米地さんの本は何冊か読んでるけど、今回は超国家権力の話。

    最初にネタバレしてしまうと、超国家権力=グローバル企業、ってことなんだけど、大航海時代からの流れで解説してくれているから腑に落ちやすい。今のグローバル企業は、15〜16世紀の植民地を作りまくってた覇権主義国家(株式

    0
    2023年07月17日

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