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EU金融危機の本質とは、単なる財政破綻問題ではなく、資本主義そのものが変容する前兆ではないか? 我々の意識の底で、成長至上主義が終わろうとしているのではないか? ローマ駐在の新聞記者が、南欧の街頭で市民の話に耳を傾け、歴史や哲学、政治、経済などの碩学の知見も集め、資本主義の「次の形」を探求した刺激的論考。
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Posted by ブクログ
[震源地から扉は開くか]世界的に注目を集めた欧州経済危機の発端の地となったギリシャと、それに続くと一部から目されてしまったイタリア。その両地を取材する著者が、危機の影響と今後の社会の行く末を、有識者とのインタビューを通じながら論考した作品です。著者は、毎日新聞の記者を務める藤原章生。 経済危機(...続きを読むそして近接する時期に起きた東日本大震災)からどのような社会的教訓が得られ、どのような未来が描かれるかということを筆者なりの視点でまとめており興味が持てました。資本主義の限界を指摘するその考えに賛同するか否かは別としても、読み手に市場や経済について様々に考える機会を与えてくれる一冊だと思います。 ギリシャやイタリアの(少なくとも一部の)人々が自らの「危機」をどう捉えているかというのが感覚的に伝わってくるのも本書の魅力の1つ。本書を読む限りでは、イタリアとギリシャの間には危機の捉え方についてずいぶんと大きな差異があるなと感じられ、とても意外に思えました。なお、ギリシャの経済情勢を経済的・統計的に分析した本ではないのでその点はご留意を。 〜ここ地中海圏が、扉を最初に押し開こうとするだろう。〜 結構変わった本でした☆5つ
毎日新聞記者として2008年~2012年ローマ支局長を担当された著者。現地にいるからこそ補完する、ニュースで見聞きするギリシア、イタリアの金融危機と、そのさなかにある国民たちの温度差を現実味をもって感じさせる一冊。 火炎瓶を投げ、警察が放つ催涙弾にくもの子を散らす暴徒たちが、一線を越えないのは、マ...続きを読むンマが大切にした家庭の絆という文化があるからという歴史学者デッラ・ロッジャの主張は意外に感じると同時に、腹に落ちた。 そして福島出身の著者が海外からフクシマを見たとき、歴然と存在し、かつ誇張しない日常が、ニュースとの距離感、温度差の根底にあるという意味で、イタリア、ギリシアと繋がっていくという展開は非常にダイナミックだと感じました。
最初はかったるいな、そんなの知ってるよてな感じでしたが、途中からはグイグイ読んでしまった。著書の言う、クッツェー的な書き方の故か。国の在り方、経済成長市場主義、自由、人とのつながりについて考えさせられました。昔読んだ エンデの遺言 だったかな?を思い出しました。
特派員としての経験を活かし、多くの現地取材とインタビューを通して、EUの金融危機の本質を炙り出す。資本主義とは経済に関する主義ではなく、宗教であり、世界のアメリカ化、若者の記憶の劣化を憂う。 成長至上主義の終焉、資本主義の次の扉を論考。
ギリシャ、イタリアの政治・経済の状況について。関係者へのインタビューの様子を織り交ぜながら、エッセイっぽい感じも。
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資本主義の「終わりの始まり」―ギリシャ、イタリアで起きていること―
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藤原章生
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