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Posted by ブクログ 2013年06月19日
前半の「新章東北学」が素晴らしい。著者はご自分のことを中途半端なフィールドワーカーと言うが、それは専門職だからこそ言いうる。その謙遜、ある意味での沈黙こそが本書を豊穣なものにしている。
後半は、民俗学がベース。前半との重複も散見される。
・そこで見たこと、感じたこと、考えたことを起点にして、これ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月18日
非常に読みやすい文体で書かれていて、さらっと読めます。
時々胸につまるような体験者の記録が書かれている。
時が流れるにつれて、薄れていく被災地の記憶は、風化ではなく浄化で
あるべきだという一文に気を惹かれた。
浄化の意味で忘れていくことは、決して罪ではない。
被災地に限らず、誰かを喪った体験を持つ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月09日
東北学の赤坂先生の被災地をめぐる軽いエッセイ。
ときどき光る言葉あり。
(1)この泥の海に回帰した干拓地をいかに復興するか。誰もが描く水田への復旧のシナリオには、すでにリアリティが失われていることを、あきらかにしておく必要がある。(p195)
(2)民族芸能はなぜこれほどまでに素早い復興を...続きを読む
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