ひよりやま食堂

ひよりやま食堂

小説・文芸
990円 (税込)

4pt

3.9

絵本作家になる夢を追い掛け仕事を辞め、27歳で上京してから4年。
貯金なく気力も尽きた吉川結は、夢を諦めようとしていた。
取材がてら勤めていた児童館での非常勤も任期満了が近づき、心の拠り所はどこにもない。
これからどうすればいい? いや、今までどうしてくればよかった……?
孤独と息苦しさに押しつぶされそうになった彼女がたまたま訪れたのは、住宅街にひっそりと佇む定食屋・ひよりやま食堂だった。
”食堂の座敷わらし”を自称する少女・早苗と、翻訳家兼料理人の若き店主・深山司は、結を温かく美味しい料理で出迎える。
しかし、ひよりやま食堂には、「”座敷わらし”に認められないと常連にはなれない」という噂があって……?

どんな人生にも、「日和見」が必要な時がある。
手探りで日々を生き抜く大人たちの心を、そっと包み込む物語。

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ひよりやま食堂 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    誰もが何処かで立ち止まる…ここはそんな場所かも?優しさの溢れるでも、どこにでもある日常の些細な一場面をここで座敷わらしと解決。

    0
    2026年10月04日

    Posted by ブクログ

    私が欲しかった言葉をくれた
    優柔不断で自分で決められない、やりたいことがわからない、そんな気持ちに寄り添ってくれた。

    0
    2026年06月25日

    Posted by ブクログ

    読み始めの頃は、言い回しが回りくどい気がしてなかなか読み進められなかったが、徐々に引き込まれていった。
    「ひよりみ」は悪いことではないのね。
    こんな素敵な食堂が近くにあったらいいね。

    0
    2026年06月04日

    Posted by ブクログ

    絵本作家になる夢を叶えられないまま、児童館の非常勤を惰性で続けている結。
    ある日、自称座敷童のいる「ひよりやま食堂」に辿り着く。

    主人公のうじうじ、日和見の言葉の説明がちょっと多いかな。(連載だからこんなにくどいのかと思ったけど書き下ろしみたいだし)
    食べ物の描写は美味しそう。最後の展開は良かった。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    ひよりやま食堂に行ってみたい。
    自分で答えを迷ってる話しを
    聞いたり話したり出来る
    空間って大切だって感じる。

    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ

    人生に一度は、自分の「今」について深く考える時がくる。

    何も怖いものなんてなかった20代
    会社の要職者に就き始める30代
    本当にやりたかったことってなんだろ?
    ほんとにこのまま歩いてて良いのだろうか?

    行き先がわかればいいのに。
    でも、わからないのが人生。

    そんな人生の歩みを止めるための場所。
    また前を見て歩き出すための場所。

    それがひよりやま食堂。

    自分の生活圏にもこう言う場所があったらいいなって思った。
    美味しいものが人を幸せにする。
    美味しいものは正義だ。

    刺さる人には刺さる小説。
    最近こういう小説によく出会うな。

    0
    2026年07月31日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    思い描いていた理想とは違う形になったとしても、それまでの期間は無駄ではなく経験値が積み上がったものだという考え方が好き。

    それまで叶わなかった夢が、この場所に来ていろんな人との繋がりで、わらしべ長者的に叶う。
    という、ご都合主義でなくて良かった。

    0
    2026年06月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「食堂の座敷わらし」とは、ファンタジー的な存在なのか、ただ自称しているだけの普通の少女なのか、序盤はそれを悩みながら読むという。
    なまじ結の境遇がリアルゆえに、ファンタジーな存在に縋りたくなるからか。
    彼女の正体がはっきりするのは、終盤近くなってからだ。
    今にして思うと、彼女も結とはまた違う形で悩んでいたのだなと思うと、この話の登場人物で、ただ笑って暮らしている楽観的な人はいなかったような気がする。
    誰もが何かしら悩みや痛みを抱えて生きている。
    それが、妙にリアルで、もどかしい。

    あまりいい意味で今は使われていない「日和見」
    その言葉の本来の意味を、日和見という言葉を肯定的に捉えることができる、日和見をするって大事なことなんだと思わせてくれる物語。
    また、今後の将来が見えない、それなのに選択するのも怖い人たちに向けた応援の物語でもある。
    作中にもあった、答えを示してくれるのではなく、あくまで選択をするのは自分だが、その背中を押してくれるお話という。
    結のように悩んでいる人には、現実が押し寄せてきて辛い部分もあると思うが、彼女がちゃんと選択できたように刺さる部分、共感できる部分はあるのではないだろうか。
    時には立ち止まって、時節を待つ。
    その大切さに気づかせてくれたお話だった。

    0
    2026年06月10日

ひよりやま食堂 の詳細情報

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