「核抑止論」の虚構

「核抑止論」の虚構

1,265円 (税込)

6pt

3.7

2025年は広島・長崎が核攻撃を受けて80年となる。この人類的な悲劇を背景に「核のタブー」が生み出されてきた。しかし、ロシアのウクライナ侵略、イスラエルによるガザのホロコースト、「台湾有事」の切迫、北朝鮮の核開発とイランの核問題、印パ紛争、そして「核のボタン」を弄ぶトランプの再登場など、核使用の危険性がますます高まっている。そもそも、核保有を正当化してきた核抑止論は“脅しの信憑性”を核心に据えてきたが、その根底には「狂気」が孕まれている。その本質を歴史的、論理的に解き明かし、核廃絶に向かう道筋と日本の採るべき選択肢を提起する。

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「核抑止論」の虚構 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    たとえ読めたとしても内容を理解できると思わないですが、参院選で中高年男性から支持を集め当選した核武装を叫ぶ参政党の女性議員に読ませたい本でした。
    狂気が生み出した核抑止論 。精神病理的な論理に基づく脅威。過去の専門家の理論や国際関係の詳細な分析により、核抑止は狂人のお花畑の頭にしかないと。
    冷戦を終

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    核抑止論が不完全であることはよく分かったし、核廃絶に向けて動いた歴史(ゴルビーのとこ)を思い出させてくれたてんも、「核ありき」の思考を相対化できるのでよかった。
    しかし、抑止論が不完全だからと言って、現状の核抑止を外しちゃっていいかどうかの議論はなかったというか、外す方がよいということを自明として書

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    核兵器をめぐる歴史がまとまっている点は好感触。
    しかし、著者を含め、核抑止論を否定する人々は、その道筋を示せておらず、無責任と言わざるを得ない。
    核兵器保有国が、核抑止を前提に、相互主義で削減する以外に核軍縮を実現する方策があるのか?
    核抑止を無視して、核兵器保有国が次々と核兵器を廃絶したとして、廃

    0
    2025年12月07日

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