おひれさま ~人魚の島の瑠璃の婚礼~

おひれさま ~人魚の島の瑠璃の婚礼~

715円 (税込)

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京都の美大に通う柚希は、同級生・さつきの葬儀に出席するため、高知県沖にある故郷の離島・天沼島へ帰省した。島には『当たり年に選ばれた一組の男女が婚礼を行って島守になる』という因習があり、柚希は花嫁に選ばれていた。だが、柚希が想うのは花婿の翔馬ではなく、かつて自分を助けてくれた明人。実はここには人魚が棲み、ひそかに人魚漁が行われていた。そのため島民は、人魚の別称『おひれさま』の名を持つ地主神を強く信仰している。昨今は漁獲量が減り、『おひれさま』の祟りに怯える島民に婚礼を急かされながらも、二人は因縁に抗うように惹かれ合っていく。そんな中、さつきの死を巡る謎が浮かび上がり…。

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    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本当に怖いのは祟りをもたらすという「おひれさま」そのものか。
    それとも「おひれさま」を盲信して何でも、本当に何でもやってしまう島の人たちか。
    そもそも「おひれさま」の祟りは本物なのか。

    因習に囚われた島と、その因習から脱出しようと足掻く若者たちの物語。
    人魚である「おひれさま」は迷信の存在なのかな

    0
    2024年07月31日

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