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高い山の上に一本の大きなクスの木がそびえていました。クスのかげになっている小さな木や草花は、どんなあらしがきても枝一つ、くき一つ折られたことはありませんでした。けれどもヒイラギは「大きなクスのじいさんのせいで、星の光だって見ることもできない。」ノギクは「お月さまだってろくに拝めもしない。」と言いました。クスは草花の悪口を悲しそうにだまって聞いていました。
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