空想の海

空想の海

1,815円 (税込)

9pt

「緑の子どもたち」
植物で覆われたその家には、使う言葉の異なる4人の子どもたちがいる。言葉が通じず、わかりあえず、でも同じ家で生きざるを得ない彼らに、ある事件が起きて――。

「空へ昇る」
大地に突如として直径二爪ほどの穴が開き、そこから無数の土塊が天へ昇ってゆく“土塊昇天現象”。その現象をめぐる哲学者・物理学者・天文学者たちの戦いの記録と到達。

SF、児童文学、ミステリ、幻想ホラー、ショートショート etc.
書き下ろし『この本を盗む者は』スピンオフ短編を含む、珠玉の全11編。

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空想の海 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月09日

    「空想の海」(深緑野分)を読んだ。
    
「空想の海」というタイトルそのままのあらゆるものを産み全てのものを呑み込む、深緑野分さんのなかで揺蕩う海からの贈り物だな。
    
これまでに読んだ深緑野分作品は、戦争や戦後の占領下などある種の極限状態における人間の愚かさみたいなものを抉る物語だったので、この短編集を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月06日

    どうしてこの本を買ったのか、理由を覚えていない。本の雑誌で紹介していたのだろうか。改めて深緑野分について調べてみたら、推理作家で、これまで何度も直木賞候補にノミネートされていたとのこと。どうやら実力派の作家のようだ。蔵書を確認したところ、アンソロジー「想像見聞録 Voyage」に名を連ねていた(「水...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月29日

    11編の短編集。その配置のバランスが良く、だれにでも楽しめるように、との配慮が伝わってくる。『本泥棒~』には書きたかった作品なのだなと。次の本、待っています。

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    Posted by ブクログ 2023年05月29日

    あなたは、”スピンオフ”という言葉を知っているでしょうか?

    この世には数多の小説があり、私たちがその中のどの作品に魅かれるかも当然マチマチです。作品が作り出した世界観に浸り、その世界の中にいつまでも浸っていたいと思える作品に出会えることは読書の一番の醍醐味だと思います。そんな瞬間を求めて、あなたも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月25日

    自分ひとりの世界で、異国語の書物を海に沈めていく。
    水面の揺れる音、本が沈んでいく音。
    静かな世界にいるようだった。

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    Posted by ブクログ 2023年10月17日

    不思議な一冊。
    正直、読みにくい話もあったけど、小説って自分が今いる場所ではない、想像も及ばないような場所に連れていってくれるものなんだよなってことに、あらためて思い至った。
    小説のもつ不思議で大きな力を感じた。

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    Posted by ブクログ 2023年10月02日

    人間が居なくなって一人取り残されいる世界
    戦争が起こっている空想でもあり、現実にもありそうな世界。どこにでもある日常の世界。筆者の空想ワールドに迷い込む短編集。

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    Posted by ブクログ 2023年09月03日

    不思議な物語。ミステリー、ホラー、SF、児童文学、等々の分野に分けられるかもしれないけど、どれも不思議な物語だった。

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    Posted by ブクログ 2023年08月20日

    深緑野分。読み方がわからずはじめましてでしたが、帯にある『カラフルな11の物語』の言葉は違わず、同じ本の中に同じ著者が書いたのかと戸惑うほどカラフルな11編。キラキラ眩しいものも、ダークなものも、SFも幻想も戦争ものも児童文学も盛りだくさんだ。人の欲望と愚かさを描いて、反面の人の尊さや平和を祈る気持...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月01日

    ・本泥棒を呪う者は
    「この本を盗む者は」スピンオフ短編ということで、収録の中でいちばん馴染みやすかった。

    他はどれも不思議な話や戦争に関係した不穏なお話が多いかな。

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