黄金列車

黄金列車

880円 (税込)

4pt

3.6

※本書は、角川書店単行本『黄金列車』を加筆修正のうえ、文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。

ハンガリー王国大蔵省の職員・バログは、現場担当としてユダヤ人の資産を保護・退避させるべく「黄金列車」に乗り込む。財宝を狙い近づいてくる悪党らを相手に、文官の論理と交渉術で渡り合っていくが――。

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黄金列車 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    まず正当性がない業務を、淡々とルールに則ってこなしていく、無秩序の中の秩序が滑稽でもありどこか愉快でもあり。こんな小説を書けることに感嘆。登場人物の名前が似たり寄ったりで最後まであやふやだった。

    0
    2025年06月25日

    Posted by ブクログ

    ユダヤ人の没取財産を機関車で国外に退避させる道程が普段の仕事や生活の延長線上のように描かれており、そこが読んでいて楽しいところでもあれば辛さが増すところでもある。文章がいつも以上に削ぎ落とされている気がするが、その分バログの夢、夕陽に照らされるアヴァル達といった叙情的なシーンが妙に印象的だった。とり

    0
    2025年05月19日

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦末期、ロシア軍が攻めて来る中、ユダヤ人から没収した財産を記者に積み込んだ黄金列車がブダペストを出立する!

    主人公は大蔵省の官吏のバログ

    武力も無く、権力もなく、誰が敵か解らない中、知恵と機転だけで窮地を乗り越えていかなければならない!

    黄金列車はユダヤの財貨を守り抜いて終点へ辿り

    0
    2022年05月03日

    Posted by ブクログ

    題名のとおり
    ハンガリーの大蔵省が
    ユダヤ人から取り上げた財宝を安全な場所に
    移すための列車
    それに乗り込む職員や、その家族
    戦争の真っ只中
    さまざまな襲撃にあいながら
    止まる駅や、その町の人々との関わり
    いったいなんのために
    これを命懸けで運ぶのか?

    主人公が失った過去の幸せなど
    心の回想を挟み

    0
    2025年07月16日

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