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些細な事でむしゃくしゃする事ってありませんが?
そんな時にも読めば人に優しくしたくなるマンガです。
深夜のコンビニバイトのベテラン店員の島さん。
彼はどこにでもいそうな、ちょっと頼りなさもある白髪頭のおじさんです。
ですが、実はワケあり…。
その背中一面には昇り龍の入れ墨が刻まれていたのです。
恐らくは何かしらの過去があり、ヤクザ業から足を洗いカタギの世界に戻ってきたのではないでしょうか。
でも、島さんはそんなことを周りに匂わせたりはしません。
1話目からとても印象的でした。
深夜にタバコを買いに来た若者に対し年齢確認をした若手の後輩バイト君が因縁をつけられた際、島さんは一瞬でボスポジションの人間を見抜きました。
彼は過去の経験から、一番静かにしていた人間をボスだと見抜いたのです。
そして言葉を荒げることもなく、「お願い」をすることでその場を治めました。
彼は「元ヤクザ」ではなく、あくまで普通のおじさんとして実直に、誠実に人と仕事に向き合っているのです。
その姿に、思わず状況に流されそうになったりする自分が恥かしくなります。
島さんの優しさは恩着せがましくなく、とても些細なことだったりします。
しかし、その些細な優しさに救われるのです。
島さんの過去に一体何があったのか…非常に気になるところです。
元ヤクザである事を活かした物語や、島さんの過去も今後描かれるのか…!?
続きが気になります!!
ギスギスした世の中に疲れたら是非、『島さん』を読んで優しい気持ちになってください。
読むと元気をもらえるといいますか、抽象的な言い方で恐縮ですが、日々の生活をこなしていると知らぬ内に…時にはかなぐり捨ててしまうような大事なものをソッと手渡されているような気持ちになりますね。
今回も素敵な、そして面白いお話ばかりでした。ありがとうございます(*^^*)
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