ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
元日本軍「慰安婦」だった金学順さんが日本政府に謝罪と賠償を求めて名乗り出てから20年──「強制」ではなく「自由意志」だったとする声がいまだに多く聞かれるのはなぜだろうか.「慰安婦」制度が軍によってつくられたことを,様々な史料を用いながら説明するとともに,被害者の名誉と尊厳の回復の必要性を訴える.
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
興味があるなら絶対読むべき一冊。 こちらも慰安婦問題について詳しく知れる。多分、この人が調査の第一人者だと思う。 読んで思ったけど、日本は変なところが右翼すぎる。私も右寄りだと思うけど、流石に歴史を捻じ曲げてまでは日本を守りたくはない。 慰安婦問題擁護派の意見は、根拠が間違っているし、これを声高に掲...続きを読むげていると思うと本当に恥ずかしい。こういう問題は触れづらいし、またして政治家が簡単に動くような内容ではないと思うけど、行動してほしい。 「アジア女性基金」を最初に聞いた時は、賠償はしてるのかと安心していたが、その実態は酷いものだった。国民からの募金、政府資金は良いとして、首相のお気持ち手紙なんてもらって喜ぶ被害者いないでしょ…しかも、未だ被害者は対応を求めているのに、2007年に解散しているとは… 本当に、一市民としてできることは少ないから、今後の日本政府に僅かな期待を持つことしかできない。
朝日が捏造を認めた現在、旗色の悪い吉見センセイである。しかし、批判するためにはまずその主張を理解すべきだろうと思い、本書を読んだ次第である。 慰安婦問題の論点とは何なのだろうか。池田信夫センセイや櫻井よし子なんかは、「強制」や「詐欺」についての軍の関与がポイントであり、そのような事実はなかったから問...続きを読む題はないとしている。しかし、本当に論点はそこなのだろうか。欧米諸国や韓国が問題視しているのは、その時代に軍の経営する慰安所が存在した(これは明白な証拠があり、池田氏らもこれに反対はしていない)ことが問題であり、強制があったかどうかではない、というズレがあるのだ。吉見氏は強制の有無は大きな問題であり、これがあったことを証明しようとしているが、少なくとも本書では明確に証明しているとは言い難い。しかし、韓国の慰安婦たちは、高額な報酬につられて自分の意思で来たのだから、日本は悪くないのだ、という櫻井らの主張は、たとえそれが事実だとしても(本書では反証があげられているが)、既に当時の国際社会において、軍の経営による公娼制度は日本を含む幾つかの国々以外は廃止されていたという状況に照らすと、的を得ない主張と言わざるを得ない。これは、何が真実で何が正しいかということではなく、国際社会においてどう主張すべきかということへの本質的な理解が求められるということを認識すべきだということだ。 それにしても、ネトウヨが盛んに「慰安婦問題はなかった」とネット上で主張するのに使っている証拠が、実は本書に使われている資料そのものだったりするのには笑った。同じ資料を使って真逆の主張をしているのだ。知的レベルが低いとしかいいようがない。
慰安婦問題に関する歴史的流れや議論点がまとまっており、歴史事実委員会の声明に対するカウンター言説になっている。 女性の人権や尊厳に対してあたりまえにすべき配慮や賠償に加え、男性である兵士の尊厳に対しても問題があるのではないか?というところまで考察がなされていて勉強になった。 戦地での性欲解消やス...続きを読むトレス発散のためとを軍部に女性をあてがわれることに対して、男性として抵抗はなかったんだろうか。実際に慰安所を利用していた兵士達の回顧録がいくつか引用されており、鶴見俊輔さんの対談『戦争が遺したもの』で触れられていた慰安所の女性と兵士の間にあった愛情のようなもの、と合わせて、この問題を被害者=女性、加害者=軍(日本)、という枠組み(それはもちろん前提だと思うけれど)以外の側面からも見なければいけないと思った。
慰安婦というと、まあ無条件にひどい話だ、気の毒に、日本はかつて何ということをしたんだ、などと思う。とはいえ、なかなか慰安婦に関して自分の考えはまとまらないな。なぜかというと、なかなかニュートラルな論に触れることができないからだと思う。悪いけど、この本もその類。つくる会のような見解には触れたいとも思わ...続きを読むないけれど、かといって、いまそれとは反対側の極にあるような本に触れるのも何だかな。どうも、重箱の隅をつつくような話になっているような気がする。そんなに細かいところを突かなくても、もっと根本のところで正否は成り立つものじゃないのかな。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
日本軍「慰安婦」制度とは何か
新刊情報をお知らせします。
吉見義明
フォロー機能について
「岩波ブックレット」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
草の根のファシズム 日本民衆の戦争体験
試し読み
日本軍慰安婦
焼跡からのデモクラシー 草の根の占領期体験 上
「吉見義明」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲日本軍「慰安婦」制度とは何か ページトップヘ