七三一部隊の日中戦争 敵も味方も苦しめた細菌戦

七三一部隊の日中戦争 敵も味方も苦しめた細菌戦

999円 (税込)

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3.3

七三一部隊にとどまらない細菌戦の実態 日中戦争のさなか、人体実験や細菌兵器の開発と製造に携わったとされる関東軍防疫給水部、通称七三一部隊。組織の中心にいたのは、部隊長・石井四郎を筆頭とした、日本を代表するエリートたちだった。また細菌戦は満洲の七三一部隊だけではなく、他の四つの部隊でも実行された。日中戦争史の専門家が、陸軍参謀本部の視点や作戦史も踏まえながら、細菌戦の知られざる実態に迫る。なぜエリートたちが細菌戦にのめり込んだのか? 【本書の要点】●細菌兵器はもともと対ソ戦で使うはずだった ●七三一部隊は石井四郎を中心とした京都帝大医学部閥 ●葛藤しながらも細菌兵器の製造に加担した軍医たち ●新発見! 「藤原ノート」が示す重要な事実 ●ペスト菌に感染させたノミを投下するPX攻撃 ●中国軍も細菌戦を実行していた? ●日本本土で細菌兵器が使用されたかもしれない 【目次】●序章:七三一部隊と細菌戦の研究史 ●第1章:細菌戦部隊の実像 ●第2章:細菌戦の始まり 一九四〇年浙江省寧波・衢州・金華の細菌戦 ●第3章:日中戦争最前線での細菌戦 一九四一年常徳細菌戦 ●第4章:「後期日中戦争」と細菌戦 ●第5章:華北における細菌戦 ●終章:細菌戦部隊の最後

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七三一部隊の日中戦争 敵も味方も苦しめた細菌戦 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     1928年に中国の奉天で張作霖(ちょうさくりん)爆殺事件に端を発し、1931年の満州事変「中国名は柳条湖(りゅうじょうこ)事件」、1937年の盧溝橋(ろこうきょう)事件と日中全面戦争は、別名「日中15年戦争」と言われる。日本軍は中国において長期的に侵略と謀略を繰り返し、国民党軍と中国共産党軍は中共

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

     731部隊を出発点とする日本軍の細菌戦部隊が中国戦場で細菌戦を行った軍事的理由と実相に迫ろうとした一冊。後期日中戦争史を研究する著者らしく、中国側の資料を積極的に採用したことで、国民政府や八路軍が日本軍の細菌攻撃にどう対処したかも追跡されている。
     本書の議論で重要な点は3つ。①中国戦場での細菌戦

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    日本が戦争中に行った細菌戦と言えば、石井四郎中将率いる731部隊による研究や実際にそれを用いた中国戦線での戦いが有名だ。本書を読む以前から、吉村昭氏の「蚤と爆弾」や森村 誠一氏の「悪魔の飽食」を始めとし、細菌兵器に染まる日本軍の戦いについて物語形式のものには触れてきた。然し乍ら、日中戦争から太平洋戦

    0
    2025年07月25日

    購入済み

    新しい発見だ!

    フリーズドライ細菌兵器とは?
    ドライイーストの発明は?<第二次世界大戦中(1939年以降)、アメリカ人ビジネスマンのチャールズ・ルイス・フライシュマンさんが、米軍向きに粒状の活性乾燥酵母(イースト)を開発しました。> 731部隊はすでにそのころ、フリーズドライ細菌兵器を発明してました.にほんすげ~~

    #笑える

    0
    2025年09月28日

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