日本経済を学ぶ

日本経済を学ぶ

ビジネス・実用
902円 (税込)

4pt

日本経済は、この先、安定的な成長路線に復帰できるのだろうか。不良債権処理、累増する国債、少子・高齢化と年金といった問題が山積している現在こそ、戦後の高度成長期から平成の「失われた10年」までを丹念に振り返る必要がある。「日本的経営」の行方、コーポレート・ガバナンス、規制改革や構造改革などの課題を、さまざまな観点からダイナミックに捉える、最良の日本経済入門。

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日本経済を学ぶ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初版は2005年。
    岩田規久男のちくま新書『経済学を学ぶ』、『マクロ経済学を学ぶ』、『日本経済を学ぶ』、を「経済3部作」と独自に名付けて、続けて読んだ。読んだ目的は、毎日読んでいる日本経済新聞をより深く理解するため、より世界を知りたいためとシンプルに言えるけれども絶望的に難しいことはわかっている。
    1作目「経済学を学ぶ」は経済学とミクロ経済学の基礎理論について、2作目「マクロ経済学を学ぶ」はマクロ経済学の基礎理論について書かれている。
    今回読んだ3作目『日本経済を学ぶ』は、第1、2章で戦後復興から高度経済成長を経て、バブル景気から「失われた10年」へ至る2004(平成16)年までの日本経済の歩みについて、第3~7章で、日本的経営とその行方、日本の企業統治、産業政策と規制改革、構造改革と少子・高齢化、日本経済の課題と経済政策、の順に書かれている。

    つい先日GDPでドイツに抜かれ世界4位に落ち、昨日あたりの情報によると近々インドに抜かれ世界5位になることが確実視されているようだ。アメリカを抜いて1位になった時、[Japan as no.1]と日本では騒いでいた。そしてまたアメリカに王座を譲ると、そのうち中国にも抜かれ、ドイツにも抜かれ、そして現在に至る。今「失われた30年」という言葉を時々聞くので、2004~2024年の20年間もそれほど日本経済が隆盛しなかったということになる。先日日経平均が史上初40000円を超えたが、バブルの時のような熱気はない。不良債権問題もいつの間にか聞かなくなった。リーマンショックも大きな事象だし、コロナ禍もあった。何といっても人口減少もあるし環境問題もある。

    著者を信じてちくま新書の「経済3部作」を読んだのはよい勉強になった。経済学は神の視点から見て、世界は広いと感じさせてくれる。例えば、物理でもモノを点として考える状況があるが、経済学も似ているし、ゲームのプレイヤーのような感じでもある。色々な状況や条件を考えているとき、頭の中に様々な経済の要素を使って世界を構築し、日本を浮き彫りにするのが経済の醍醐味だと思う。現状を把握して日本の経済政策を考え、舵を取って行くのが凄い。

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    2024年04月23日

    Posted by ブクログ

    戦後の高度経済成長期から失われた10年と言われる平成の長期経済停滞期までの日本経済の道筋を分かりやすくたどる。日銀の政策に2〜3%のインフレ・ターゲット政策を強く求めると書かれている。現在の日銀の政策はこれに沿っているのだろう。

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    2018年10月20日

    Posted by ブクログ

    2回ほど読みました。日本経済の概要を理解するのに最適の書。日本経済の関する基礎知識を身につけたい方に最適の本です。

    文章は平易で、バブルの問題、企業統治、産業瀬策などの現象を、非常に分かりやすく解説しています。

    0
    2012年12月26日

    Posted by ブクログ

    内容は充実していて、それでもって堅苦しくないから読みやすかった。今までの断片的だった経済に対する知識が少し整理された感じ。まだ詳しく知らない単語とかが出てきたから、もっと勉強してから読むとより楽しめるかもしれない。予備知識が全く無いと難しいかもしれない。

    0
    2010年09月25日

    Posted by ブクログ

    -なぜ、戦後長い間、株主と経営者や従業員との間に利害対立が生ぜずにすんだのでしょうか-

    アカデミックなタイトルですが、内容は、バブルやその崩壊、その後の経済停滞といった事象・現象が「なぜおこったのかを解明する」というアプローチなので、日本人なら誰もが肌で感じた「疑問」の回答を与えられ、スッキリすると思われます。後半は日本的経営の話や、環境問題にまで切り込み、問題が「今」の私たちの日常に近づき、飽きさせない。就活直前の学生と経営者には必須で読んでほしい一冊。

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    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    大学生向けということもあり、非常に分かり易く戦後の日本経済がどのような変遷を遂げてきたのかが網羅されている。基本としては最善の部類に入る本。何故政府による産業政策が不要なのか、何故緩やかなインフレが必要なのかがちゃんと説明されてて、「インフレ=悪」と思ってる様な人ほど読んだ方が良。この程度の知識もないのにエコノミストとか言ってる人は凄いなぁと変な意味で感心する。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    高度経済成長期から平成不況までの日本経済の軌跡を経済政策に焦点を当てながら詳細に解説。
    最後に、今の日本の課題と採られるべき政策を提示しています。
    バブル崩壊、失われた十年といった言葉は知っていても、『なぜ起きて』『何が問題だったのか』がよくわからないという人にオススメ!

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    日本経済の過去・現在・未来を見渡せる良書。著者はリフレ派の代表格であり、マクロ経済の安定化のデフレ克服の重要性を説く。小泉政策の功罪も冷静にまとめられており、非常に有用。良い本です。

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    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    戦後復興からいわゆる失われた10年、そして日本経済の現状と将来の展望に関して非常によくまとまっている新書です。文章も非常に読みやすく、論理的にも明快で経済おんちでもわかった気になれます。ただこれはあくまで岩田先生流の経済解釈である、ということは念頭に置いたほうがいいかもしれませんね。なんにせよお勧めの一冊です。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    現在、日銀副総裁としてアベノミクスの金融政策にたずさわっている著者が、高度成長からバブル景気、平成の長期不況、小泉改革までの日本経済を、明快に解説した本です。

    本書では、行政指導は産業界の意向をおおむね受け入れる形で決定されていたとし、戦後の高度成長に政府による産業政策が大きな役割を演じたとする見方を批判しています。

    また、平成の長期不況からの脱却には、市場の機能を活用する構造改革だけでは十分ではなく、デフレからの脱却を伴わなければならないという主張がはっきりと押し出されています。本書の刊行は2005年ですが、この頃から著者がすでにインフレ・ターゲット導入の必要性を訴えていたことが分かります。

    本書の立場に対して、経済政策はより広い意味での社会政策の観点を考慮に入れるべきだという批判は当然ありうるかと思いますが(私自身も個人的にはそうした見方に共感しているのですが)、本書にそれを求めるのはないものねだりというものでしょう。一定の立場から、日本経済の歴史と現在の問題についてのクリアな見通しを示しているという意味で、良書だと思います。

    0
    2014年12月06日

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