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Posted by ブクログ
岩田先生はこういう啓発的な基礎テキストを書くのがたいへん上手だと思います。
簡単=いい加減ではなく、本質を捉えて平易に説明するというのは真に理解していないと書けるものではありません。
これは経済学的な考え方の解説ですが、
「世の中の事象の原因は単純なものではなく、表面だけ見て言うとたいてい間違っている」
「専門外のことにやたら意見を言うものではない」と
学問全般の心構えになっているかと。
なお、日本銀行批判もちらりと出てきますが、「日本銀行はあらゆる手段を用いて人々の間にインフレ予想を形成すべき」というのは正論ではあります。日本銀行にはデフレ脱出のインセンティブが無いという指摘は的を得ておりますが、場当たり的な政治家の恣意を許しかねない日銀法改正にはやはり危惧を持つものであります。
この辺りの金融政策にフォーカスした岩田先生の意見を深く聞いてみたいところです。
Posted by ブクログ
どうしてシロウト経済学はダメなのか、様々な例を用いて説明してくれており、読みやすかった。しかし、なぜダメなのかはよくわかったけれど、本来の経済学的思考である、演繹法や数式やグラフを用いて説明されている5章6章などは、ちんぷんかんぷんだった…。
シンプルな方がわかりやすいけれど、様々な要因が考慮されていないから悪影響を及ぼすだけという場合が多いんだなあ。経済は、大枠で見るため個人の損得だけが問題になるのではない。私はどうしても自分の損得や目の前のことだけで考えてしまいがち。帰納法には、錯覚の科学に通じるものがある気がした。因果関係とか。経済学はそう簡単に論じれるものではないんだなと思いました。難しかったー。
Posted by ブクログ
経済学の専門家でない人が経済本をものし,それが結構売れちゃう日本。経済学者がこの現状に警告を発する本。
一般向けに噛み砕いて本を書いてきたのに,間違いだらけのシロート経済本の方が売れると愚痴もこぼしている。筆者は,他の分野ではそんな非専門家によるダメ本は幅効かせてないよねと言っているが,トンデモ本が売れるのは経済学に限らないと思うけど…。
経済学は演繹で,似非経済本は帰納だ!と両者の違いを強調。前提を仮定して,そこから経済の動きをを演繹的に導き出すのが本物,あやふやな帰納とか類推を使って大雑把に分かったような気にさせるのがニセモノだという。
まあいいたいことはよくわかるし,経済学の説明も何とか追えた。ダメ本としては,辛坊治郎・辛坊正記『日本経済の真実』を取り上げて,めった斬りにしてる。
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