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Posted by ブクログ
読書録「シニアになって、旅の空」3
著者 下川裕治
出版 朝日文庫
p78より引用
“「いまの鉄道写真を支えているのは車で
すよ。車で撮影ポイントまで行かないと
いい写真は撮れない。列車に乗ったらだめ
なんです。これって矛盾というか皮肉とい
うか……」
鉄道写真は車と道という条件が整うこと
が必要になる。列車に乗って向かっても
いい写真はなかなか撮れない。"
目次より引用抜粋
“「青春18きっぷ」で只見線に乗る
『江戸近郊道しるべ』に憧れて、ただ歩く
(ちょっとシルバーパス)
小樽から新潟、敦賀、そして東京へ
僕の成田空港物語
『二十歳の原点』の京都歩き"
旅行作家である著者による、多くの旅行
経験を経た上年齢を重ねた今、旅をすること
でにじみ出る思いを綴った旅行記。
ローカル線から徒歩移動まで、しみじみ
とした雰囲気にあふれる文章で記されてい
ます。
上記の引用は、鉄道写真を撮る鉄道ファン
について書かれた項での一節。
カッコ内の鉄道カメラマンの意見が、大変
的を射ていると思われます。
ポイントまで乗って行ったら、写真を撮って
いる間に列車が出発してしまって、山の中
に取り残されかねません。冬なら命取りに
なってしまいそうです。
また、自分が乗っている限り、その列車の
写真を外からは決して撮影できないという
のは、乗るのも撮るのも好きなファンにし
てみれば、大きなジレンマでしょう。
作中で著者は70を越えておられるそうで、
流石にもう世界をバックパッカー風の旅は、
体力的に無理があるでしょう。
若いからこそ出来ることというのは、確か
にあるものだと思わざるを得ません。
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