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過去につながり、今を問え!――BLM運動が糾弾する奴隷制の歴史。アイルランド移民の軌跡を物語る遺骨。欧米の博物館を揺るがすベニン・ブロンズ。「知の脱植民地化」の最前線へ。
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Posted by ブクログ
①日本の博物館も、先住民からの略奪から始まっているが(函館仮博物場)、その問題に取り組む博物館がほとんど無い、あるいはその事が世間的にあまり知られていない状況であること ②某アーティストのコロンブス問題で、世界的な歴史認識と日本の歴史認識の差異を感じたこと ③脱植民地化というキーワードが気になってい...続きを読むたこと から手に取った。 日本では「脱植民地化」という言葉はまだまだ浸透していないと感じるが、海外の事例に倣って、日本でもこれまでの歴史認識のあり方、ミュージアムの認識などを見直す段階に来ていると思う。そのため、まずは海外の事例を学ぶことが出来てよかった。 残念なことに、日本でも歴史修正主義は根深いし、最近では排外主義も台頭してきている。このような時代に本書が刊行されたことは非常に意味のあることだと感じた。
現代から過去を覗くまたは発見、思い出したときに歴史の視点としての角度から多様な思索を重んじる良書である。 本著で示唆されている通り、現代においても世界中で様々な形において奴隷制度は存在している。先進国も含まれ例外ではない。身近な例であれば、家庭内でも起きえるし、少しスケールを上げると会社という1組織...続きを読む内でも方法をとれば簡単に奴隷制度が出来上がる。人が人を動かし生み出すときに必ず奴隷制度に似た形がどのような形であれ継承されていくだろう。本著が述べているように、奴隷や過去に遭った悲惨な出来事を繰り返さないようにする思考は重要である。だが、同時に全員が同じ評価と身分になったときに、また違う歴史が顔を覗かせ私たちを脅かすだろう。 歴史という本から過去を覗き知り活かすことは可能だ。現代においても過去の歴史を繰り返さない様に必死に闘っている人たちが存在している。私たちは知らなければならない歴史は過去でもあるが今であり未来でもあり同時に存在していることを。 私たちが個人でできることは大きい。手が届く周囲の人たちを幸せにするのもよし、企業や起業で社会へ貢献するのもよし、先人らが歩んできた歴史という今を未来に活かすのは私たちの考え方や気づきなのだろう。
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奴隷・骨・ブロンズ――脱植民地化の歴史学
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井野瀬久美惠
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