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世界初、大海原でウナギの天然卵と親魚を発見! 「世界的ウナギ博士」として名高い日本のリーダーが、金字塔樹立までの長い足跡を生き生きと語る。ウナギの生態は多くの謎に包まれている。なかでも、とびきりの謎が産卵場の謎である。人びとはウナギがどこで生まれるのか、長い間不思議に思ってきた。泥の中から自然発生するという説や、山芋がウナギに変わるという説は有名だ。実はニホンウナギは日本列島から遠く数千キロも離れた太平洋のど真ん中で毎年、産卵していた。本書は、大海原で親ウナギが産卵する瞬間をピンポイントでつかまえたい、この究極の謎に挑んだ科学者たちの夢と冒険の記録である。「ウナギの産卵場調査航海」に乗り出し、船でウナギの「より小さい」稚魚を追い求める。度重なる失敗にもめげず、「海山仮説」や「新月仮説」や「塩分フロント仮説」などで絞り込み、ついに世界で初めて、親ウナギの捕獲と天然卵の採取という金字塔を樹立するまでの足跡を語る。古代ギリシャのアリストテレスの時代から2400年、ついにウナギ産卵場の謎は解明された。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年12月26日
ウナギは淡水魚と思っている人が多いが、実はニホンウナギは遠く数千キロも離れた太平洋のど真ん中で毎年、産卵していた。本書は、大海原で親ウナギが産卵する瞬間をピンポイントでつかまえたい、この究極の謎に挑んだ科学者たちの冒険の記録だ。度重なる失敗にもめげず、海山仮説や新月仮説や塩分フロント仮説などで絞り込...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月14日
ウナギの生態が近年まで謎に包まれていたというのは,よく知られた話だが,「では,どの辺が謎だったの?」と聞かれると,上手くこたえられる人は少ないだろう.
ウナギは回遊魚である.海で生まれ,河に遡上し,産卵のためまた海に帰る.そこまで分かっていながら,生態が謎に包まれているとされていたのは,数千キロにも...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月10日
長い間時間をかけてウナギの謎に迫る、まさにアドベンチャー。
おかねも時間も、多くの人の人生もかけて卵を探し出したのは物語としても非常に面白かった。
積極的にネガティブデータをだした、というくだりがあった。
富豪的というか、なかなか制約があって誰でもできる作戦ではないよな、と思ったけれど、当時はデー...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月09日
著者の塚本氏はウナギ研究の世界的第一人者。
本書は、ウナギ研究の第一線でキャリアを積んできた著者が世界各地、特に(著者自身が関わってきた)日本のウナギ研究の歴史の解説を行っている解説本です。
簡単に内容を紹介すると、
冒頭、ウナギが何を切っ掛けに産卵の為の回遊を開始するのかと言った簡単な...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月18日
世界で初めて天然ウナギの卵の採取に成功した研究者の記録。広い太平洋で僅か10km四方の産卵場所を特定するなど、すごい大発見である。
天然ウナギの生態を調べる事で養殖の効率を上げる事が可能らしい。という事は、調査に対する執念=美味しく安い鰻をたくさん食べたい、という事なのだろうか?確かに第一次海洋調査...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月16日
うなぎがどこで産卵するのか、生態系が解明されていなく、漁獲量が激減している昨今、その謎、ウナギはどこで産卵するのか、に迫る。
このテーマは、近所で冬になると漁師の方がシラスウナギを捕っていて、高値で売れていたりするらしく、好きなテーマで、これまでにも、
『アフリカにょろり旅』世界中のウナギを捕獲する...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月24日
ウナギの産卵場を求めて、大海原を右往左往するハナシ。
ウナギは大好きだ。特別な食べ物でもある。こんなに馴染み深い生き物なのに、こんなに謎が多いところにも惹かれる。
それにしても、ウナギの産卵場所は、10キロ四方の範囲であったという。。。さらに、産卵後、一日半ですぐに孵化してしまう。よくもまあ、卵を見...続きを読む
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