ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
箱根駅伝5区「山登りの木下」で名を馳せた金哲彦。早大中村清監督との訣別、在日としての葛藤、ガン闘病、復活のサブスリー、長距離界のカリスマが初めて明かす衝撃の書。すべてのランナー必読!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
金さんの大腸癌や箱根駅伝、リクルートのことなど知らないことがたくさんあった。 オリンピックと国籍の話は、時節柄?カンボジアの件もあり感慨深かった。
実業団マラソンランナー、監督を経て、市民ランナーの指導者となった著者・金哲彦氏の自伝的著作。ガンを経験し、走ることが生きる喜びそのものとなった著者の綴る「走ること」の全て。細部にまで内省的な視線が注がれ、著者の人生観に胸を打たれる。 読み終わると走りたくなる。実際走るかは知らないけどねヽ(´ー`)丿
[ 内容 ] 早大監督との訣別、在日としての葛藤、ガン闘病、復活のサブスリー。 長距離界のカリスマが初めて明かす衝撃の書。 [ 目次 ] 序章 二〇〇七年、復活のゴールドコーストマラソン 第1章 二〇〇六年ガン宣告、手術からゴールドコーストまで 第2章 子どものころから走ることが好きだった 第3章...続きを読む 高校ではキャプテン、早稲田大学へ 第4章 一九八二年早稲田大学入学―箱根駅伝三十年ぶりの優勝 第5章 中村清監督との訣別、箱根連続優勝へ 第6章 伝統の早稲田から、革新のリクルートへ 第7章 転機の天安門事件―夢の実現 第8章 海外へ―バルセロナへ 第9章 日本一強い実業団の監督に 第10章 クラブチームを率いる―走る喜びを伝える [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
金哲彦さんの自伝ですが、大腸癌を患って大手術した過去を知り感動しました。 目線がものすごく市民ランナーよりで気持ちが伝わります。 ただ金哲彦さん自身は最初市民ランナーに興味無かったこともかいてあります。 ランニングしてる方はぜひよんでみてください。 早稲田大学教育学部卒
走る楽しさは、まったくわからない人間です。 あまり、わかりたいとも思いません。 マラソンを完走した後に、すごい達成感の地平が広がっているのだろうとは想像できますが、そこまで到達することは私にはできません。 でも、この方の「体幹」に関する本は、いくつか読んで、勉強させていただきました。 また、これまで...続きを読むの経験を活かし、市民ランナーに正しいランニングを指導する姿勢にも共感できます。 その金哲彦さんが、自分の生い立ち、ランナーとしての葛藤、ガンを克服して、ランナーとして再起するまでを描いた本です。 在日三世として福岡に生まれ、田舎でのびのび育った子供時代は、在日であることで差別を感じたことはあまりなかったそうです。 在日を意識せざるを得なくなったのは、早稲田大学の陸上部で、駅伝を走るようになってからでした。 箱根駅伝の往路の五区、山登りを1年生で走り、区間2位の記録を出した金さんは、中村清監督に目をかけられていました。 その中村監督には、在日で金さんに韓国人としてソウルオリンピックでマラソンを走らせるという目論見がありました。 でも、そのためには、金さんが朝鮮籍から韓国籍に変わる必要がありました。 「朝鮮籍」とは、北朝鮮の国籍ではありません。太平洋戦争の終結から朝鮮戦争の終結までの8年間、在日の人たちは押し付けられた日本国籍ではなく、朝鮮籍で生きることができたのだそうです。金さんのご両親は、朝鮮民主主義人民共和国も大韓民国も選ぶことなく、祖国が分断される前の朝鮮籍にこだわり、変えようとしませんでした。 恩師として慕い、その指導力に絶対的な信頼を寄せる中村監督から韓国籍を取得するように命じられたことで、金さんは大いに悩みます。 両親のこだわりについて、物ごころついてからは、私なりの思いがありました。 だから、たとえ尊敬する人に国籍を変えろと言われても、すぐには納得できなかったのです。 国籍を他人から変えろと言われて、どうしてもひっかかりがあったのです。 申し出を断わったことで、金さんはその後、中村監督から無視し続けられます。 その頃の早稲田陸上部員のエリートコースだった早大からエスビー食品という進路を閉ざされ、陸上部のなかったリクルートに入社します。 そこで、リクルートランニングクラブを作り、ランナーからコーチとなり、日本有数の実業団に育てました。 エリートコースには乗れませんでした。 でも、そこから外れることで、体育会系の発想から抜け出し、リクルートで培った企画力、プロデュース力で、「市民のランニング」を確立することができたのではないでしょうか。 人生の途中で体験したガンは、金さんに生きることの意味をもう再確認させてくれました。 これからは、オリンピックを目指すような競技選手のためにではなく、人生を豊かにするために走る市民ランナーのために、身をもって、ランニングの楽しさを示してくれるのでしょう。
マラソンの知識を得ようと思った人で、この著者の著作を読んでいない人ってどれだけいるんだろう。そう思うほど「ランニング」コーナーの常連著者だ。 そういったトレーニング本と違い、本作は自伝の位置づけ。箱根駅伝走者だったのは知っていたけど、監督との確執やリクルート時代なんてのは初見で、まさにランニング界の...続きを読む激動を体感した一人なんだなぁと。面白かったです。
市民ランナーのカリスマ・金哲彦さんの著書のなかでも必読だと思う。本書は練習法などの指南書ではなく、金さんの自伝だ。ネタばれになるので書かないが、これほどまでの波瀾万丈、紆余曲折があって現在の活動をされていたのかと率直に驚いた。故・中村清監督との師弟の話にはとくに……。
自分自身が数ヶ月前から走ることに目覚め、少しでも走るヒントになればと思い読みはじめた。「走る意味」というタイトルではあるが、内容としては著者の在日としての生い立ちから、ガンの発覚、実業団への入社と陸上部の設立、市民ランナー団体の設立という段落となっている。率直に走る意味だけを求めて読むとやや肩透かし...続きを読むではある。在日という事実に関しては、日常の生活の中ではなかなか聞くことのできない話だし、大腸ガンの恐怖も生々しく伝わってきた。金さんのことはまだ知ったばかりで詳しくはないけど、テレビでの語り口や物腰の柔らかさが文章からも感じられる。ややまとまりのなさも感じたが、金哲彦という人物像がよくわかった
伝統校での体育会系陸上部時代を経て、自由な社風のリクルートで陸上部を創設したエピソードが興味深い。在日としての葛藤、家族への想い、がんを乗り越えてのフルマラソン完走。強い!この人の奥様も強い!
著名なランニングコーチでありながら、大腸ガンのサバイバーであることに 非常に驚いた。そして、実際は再発の恐怖があるだろうけれども、とても前向きに、自らも市民ランナーとして、身体を鍛えることで、再発と闘う姿が非常に印象的であった。 この本では、金さんの半生が語られているが、氏のオリンピック選考の話や...続きを読む、怪我の話を読むと、やはり人生は思ったようにならないのだと、感じた。 走ることで、自分が生きていることを実感する。 自分にとって、その瞬間はいつだろうか。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
走る意味 命を救うランニング
新刊情報をお知らせします。
金哲彦
フォロー機能について
「講談社現代新書」の最新刊一覧へ
「スポーツ・アウトドア」無料一覧へ
「スポーツ・アウトドア」ランキングの一覧へ
走りがグンと軽くなる 金哲彦のランニング・メソッド 完全版
厚底シューズ時代の 新・体幹ランニング
癒しのランニング
ウォーキングから始める 50歳からのフルマラソン
運動嫌い!経験ゼロ!でもうまくいく 絶対変わる!ウォーキング&ランニング こんなにいいことがあるからみんなが走る
からだが変わる体幹ウォーキング
金哲彦のはじめてのランニング
金哲彦のマラソンメンタル強化メソッド
「金哲彦」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲走る意味 命を救うランニング ページトップヘ