Posted by ブクログ
2014年03月14日
読書録「パタリロ!選集1」4
著者 魔夜峰央
出版 白泉社
P67より引用
“ところがこの組織が
勝手にダイヤの値をつり上げて私腹をこやしているらしくてな
…”
目次から抜粋引用
“美少年殺し
墓に咲くバラ
パタリロ危うし!
パタリロ大混戦
パタリロ活殺拳”
南海の小島に栄える王国...続きを読むの王子を主人公とした、美少女漫画風
ハチャメチャギャグ漫画。
英国への親善使節としてやってくる事になっていた、マリネラ
王国王子・パタリロ八世。外務大臣が待つ空港に彼の乗った飛行
機がやってきたのだが…。
上記の引用は、国際ダイヤモンド輸出機構という作品中の組織
についての一文。物を自分で作ったり、育てたり、採掘したりす
る人達よりも、右から左に流す人たちのほうがお金を手に入れや
すい。そういう組織が大きくなると、ずるい人が隠れやすくなっ
てしまうのかなと思いました。
最初の話の時点では、パタリロがまだ王子だったのですね。
早くに父を亡くして苦労人だということがよく分かりました。
二話目辺りまでは、まだ普通の人間らしい様子が伺えます。
雑誌に初めて掲載されたのは、昭和53年とのこと。そう考えると、
実に先進的な内容だったのではないかと思います。
今腐女子などと呼ばれる人たちがいて、そういう人達の趣味が受
け入れられているのには、著者のような先人たちがいたからなの
かもしれません。
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