「信教の自由」の思想史 ――明治維新から旧統一教会問題まで

「信教の自由」の思想史 ――明治維新から旧統一教会問題まで

1,760円 (税込)

8pt

3.3

欧米のように血みどろの戦争と迫害の中から生み出されたのではなく、いわば上から降ってきた「信教の自由」を、日本人はいかに受け止め、その法規定の解釈・運用や改正をめぐり議論してきたのか。宗教者・知識人らの論争から、その底流にある「信教の自由」をめぐる思想の変転を跡づける。さらに、オウム真理教事件を契機とする宗教法人法改正にあたって論議となった創価学会と政治との関係、安倍晋三元首相銃撃事件後の旧統一教会の被害者救済などの政策動向などを踏まえて、今後の「信教の自由」のあるべき姿について提言する。

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「信教の自由」の思想史 ――明治維新から旧統一教会問題まで のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    適当に取った本ではあるが、読みやすく宗教に関する法律の歴史を概観できる良書であった。

    当時、神社は宗教とは考えないで法律を作成、通そうとした為宗教界から大きく反対された。

    太平洋戦争後は、かつての神社非宗教論によって国民を戦いへ扇動しているとの見方により、神社も宗教とし、また完全なる信教の自由が

    0
    2025年04月11日

    Posted by ブクログ

    明治時代以前の日本では、領土的野心や権力維持の観点から、国家が思想や信仰を強く統制していた。信教の自由は基本的に認められておらず、特に幕末期にはキリスト教徒への弾圧が顕著であった。そして、明治時代に入り、憲法上は信教の自由が謳われるようになったものの、実際には天皇を神格化する国家神道が事実上の「国教

    0
    2025年07月11日

    Posted by ブクログ

    明治維新開国後、海外と対等に付き合うため、「信教の自由」を憲法に取り入れることは必須であった。
    国が定める「信教の自由」は「政教分離」とも密接に関わる。

    なぜなら。

    「宗教」が排他的だから。
    と見た。

    ぶっちゃけて、既得権とか勢力拡大という利権をどう確保するかに汲汲としてた界隈の様子が透ける。

    0
    2024年12月03日

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