開かれた社会とその敵 第一巻 プラトンの呪縛(上)

開かれた社会とその敵 第一巻 プラトンの呪縛(上)

1,507円 (税込)

7pt

4.3

ナチズムの虎口を脱したポパー(一九〇二―九四)は,亡命先のニュージーランドで,左右の全体主義と対決し,その思想的根源をえぐり出す大著の執筆に着手した.その第一巻では,プラトンを徹底的に弾劾,大哲学者を玉座から引きずりおろすとともに,民主主義の理論的基礎を解き明かしていく.政治哲学上の主著の全面新訳.全四冊.

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開かれた社会とその敵 のシリーズ作品

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1~4件目 / 4件
  • 開かれた社会とその敵 第一巻 プラトンの呪縛(上)
    1,507円 (税込)
    ナチズムの虎口を脱したポパー(一九〇二―九四)は,亡命先のニュージーランドで,左右の全体主義と対決し,その思想的根源をえぐり出す大著の執筆に着手した.その第一巻では,プラトンを徹底的に弾劾,大哲学者を玉座から引きずりおろすとともに,民主主義の理論的基礎を解き明かしていく.政治哲学上の主著の全面新訳.全四冊.
  • 開かれた社会とその敵 第一巻 プラトンの呪縛(下)
    1,430円 (税込)
    全体主義の思想的根源にプラトンを見いだしたポパーは,「閉じた社会」を擁護するその哲学に徹底的な弾劾を加えたうえで,こう述べる.「人間でありつづけようと欲するならば,ただひとつの道,開かれた社会への道しか存在しない.われわれは未知なるもの,不確実なるもの,危ういもののなかに進んでいかねばならない.」(全四冊)
  • 開かれた社会とその敵 第二巻 にせ予言者――ヘーゲル,マルクスそして追随者(上)
    1,573円 (税込)
    アリストテレス,さらにはヘーゲルをプラトン以来の全体主義に連なる哲学として論難したうえで,本巻はいよいよ左の全体主義を生んだマルクス主義を俎上にのせる.階級なき社会の到来が差し迫っているという予言論証の方法論を徹底的に批判し,「未来への悪しき案内人」マルクスに対する指弾が続けられる.(全四冊)
  • 開かれた社会とその敵 第二巻 にせ予言者――ヘーゲル,マルクスそして追随者(下)
    1,573円 (税込)
    歴史とは意味をもった必然的な自己展開であるとするヒストリシズムは,マルクスをつうじて強い影響力を有した.その非合理主義を徹底的に脱構築するポパーは,合理主義の立て直しを模索し,「批判的合理主義」を導く.歴史に意味はない,だがわれわれ自身こそが意味を与えるべきなのだ.懇切な解説,索引を付す.全四冊.

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開かれた社会とその敵 第一巻 プラトンの呪縛(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    知的誠実さが極めて高い論証を読みたい人におすすめ。

    ヒストリシズムや本質主義、自然主義に依拠するあらゆる言説を批判するとともに、プラトンが全体主義と酷似した政治理論を提示したことを論証する。
    対して、個人の権利や自由を保証するために国家が必要であるとする「保護主義」を擁護するとともに、保護主義がプ

    0
    2023年04月23日

    Posted by ブクログ

    日銀総裁だった黒田さんが高校生で夢中になったカールポパーであります、手に取って、パラパラと、という感じでありますが、難解ですね。

    0
    2023年11月06日

    Posted by ブクログ

    岩波文庫で500ページ超×4分冊の構成になるようだ(まだ1冊目しか出版されていない)。

    ナチズムの虎口を脱したポパー(1902-94)は、亡命先のニュージーランドで、左右の全体主義と対決し、その思想的根源をえぐり出す大著の執筆に着手した。その第一巻では、プラトンを徹底的に弾劾、大哲学者を玉座から引

    0
    2023年06月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    !注意!
    きつい言葉を使用した感想なので、読む場合は注意してください。



    本書はヒストリシズム(歴史法則主義、歴史信仰などと訳される)の弾劾と、非人間的、権威主義、暴力的統治、圧制や抑圧こそを善しとする閉じた社会の共感者「開かれた社会の敵」を分析し、自身の理性を使い、話し相手の理性も信頼し、自分

    0
    2024年01月10日

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