ことばが変われば社会が変わる

ことばが変われば社会が変わる

880円 (税込)

4pt

3.7

ことばは社会の見方や価値観をゆるがす一方で、社会もまたことばの使われ方に影響を与えている。新しいことばのインパクトとそれに対する抵抗や躊躇、こんがらがった関係を事例とともにのぞきこみながら、私たちがもつ隠れた意識を明らかにし、変化をうながす。 【内容のほんの一例】ことばが社会を変化させるメカニズム/ことばが変わることにはどの社会でも強い抵抗がある/「伝統」や「習慣」をカラッと転換させるカタカナ語/「男になる、男にする」と「女になる、女にする」/なんでも略す日本人と「意味の漂白」/「ご主人・奥さま」?「夫さん・妻さん」?/――ひとの配偶者の呼び方がむずかしいのはなぜ?/「正しい日本語を話したい」と考えてしまう私たち/既存の価値観がすべてではない

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ことばが変われば社会が変わる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    てっきり国語的な新書と思ってたが、LGBT等の社会問題の新書だった。
    セクハラ、同性婚、LGBTQ、主人、旦那、奥さん、、、
    ことばがなければ、差別を受けもやもやしても自分一人の問題で終わってしまう。
    それが言葉を得ることで、訴えていいこと、と気づく。闘える。
    ・・・ほんとは違う意味でも無理やり押し

    0
    2024年10月19日

    Posted by ブクログ

    中村桃子先生の社会言語学の本。
    タイトルは「社会が変わればことばが変わる」ではなく『ことばが変われば社会が変わる』

    全体的にとても良く練られた構成で、章末には振り返りと次に考えることが示されていて非常に読みやすい。計算され尽くしている印象。

    内容はジェンダー関係の問題とことばの関係を様々な視点か

    0
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    本作品で帯にもあり、気になっていたのが他人の配偶者をどう呼ぶかという問題です。

    「ご主人・奥さま」?「夫さん・妻さん」?――ひとの配偶者の呼び方がむずかしいのはなぜ?
    この問題は第六章にて検証されていますが、全てがどんなパートナー関係を思い浮かべているかで大きく変わってくるということです。なかなか

    0
    2025年01月01日

    Posted by ブクログ


    女、女子、女の子、女性の違いは?
    他人の妻や夫をなんと呼ぶ?夫さん妻さん?ご主人?奥様?社会と言葉の関係について述べた本。

    「ことばを変えることは、物事を理解する別の視点をもたらすという形で間接的に社会変化をもたらす」

    という考えを根底に、さまざまな具体例をあげて展開される。

    明治時代から昭

    0
    2024年11月18日

    Posted by ブクログ

    ことばが社会に影響を及ぼし、時には社会を変えていくことについて「セクハラ」とか事例を挙げながらわかりやすく紹介・解説してくれている。何気なく使っていることばの裏にいろんな社会の状況が反映されているもんだ。
    ジェンダー的な視点をかなり濃くしながら書かれていてそういうものは自分の好物のはずなんだけど、だ

    0
    2024年10月25日

    Posted by ブクログ

    言葉と社会について
    具体的事例に基づいて
    紹介されていて興味深い。

    最後のパートナーの呼び名問題が
    現在進行形でもあり、
    面白かった。

    男女の関係性や原理原則より
    「正しい日本語」という価値観の
    指摘はなるほどと思った。

    言葉に潜む差別意識など
    これだけ鋭く気がつくのに
    この表現の問題には

    0
    2024年10月14日

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