マーリ・アルメイダの七つの月 下
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マーリ・アルメイダの七つの月 下

復讐を誓う青年革命家、爆破テロで死んだ博士、冥界最凶の邪神、泥沼化する三つ巴の内戦──あの世もこの世も巻き込んだ、血なまぐさい混乱の行きつく先は。悲しくも可笑しい破天荒な魔術的ミステリ。

あなたはこの物語で、人間の悲劇的な愚かさと、目も眩むような愛を目撃することになる。
──西加奈子

最高にグルーヴィーな語りのリズム。主人公マーリ(の幽霊)と一緒に知られざるスリランカの闇を突っ切った。
──佐藤究

全ての諍いは死者たちの呪いから始まる。時にフィクションは現実の暴力に無力だ。が、この悪夢の旅はどうだ、シュールな笑いで飄々と死体の間をすり抜けて行く。これはすぐ間近に迫る我々の明日の物語だ。
──幾原邦彦

強烈なエネルギー、悲しいユーモア、胸が張り裂けるような感情。そして、歴史が人々へしたことへの燃えるような怒り。
──「ガーディアン」紙

「ぼくたちを殺したやつらを罰する覚悟はできた?」
親友のジャキと恋人のDDに望みをかけ、スリランカの混乱を駆けるマーリ。
そこに立ちはだかるのは、復讐を誓う青年革命家、生者と隠者を媒介する隠者、爆破テロの犠牲になった博士、そして魂を飲み込む邪神……。
陰謀は錯綜し、三つ巴の内戦は激化していく。報復に満ちたこの世界で、それぞれの悲劇が行きつく先は。
血と煙と愛でつむがれる、魔術的タイムリミット・ミステリ!

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マーリ・アルメイダの七つの月 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • マーリ・アルメイダの七つの月 上
    2,970円 (税込)
    戦場カメラマンのマーリ・アルメイダは、冥界の受付で目が覚めた。現世に留まる猶予は七つの月が沈むまで。スリランカ内戦の狂騒を魔術的に駆け抜ける、圧巻のブッカー賞受賞作。 あなたはこの物語で、人間の悲劇的な愚かさと、目も眩むような愛を目撃することになる。 ──西加奈子 最高にグルーヴィーな語りのリズム。主人公マーリ(の幽霊)と一緒に知られざるスリランカの闇を突っ切った。 ──佐藤究 全ての諍いは死者たちの呪いから始まる。時にフィクションは現実の暴力に無力だ。が、この悪夢の旅はどうだ、シュールな笑いで飄々と死体の間をすり抜けて行く。これはすぐ間近に迫る我々の明日の物語だ。 ──幾原邦彦 強烈なエネルギー、悲しいユーモア、胸が張り裂けるような感情。そして、歴史が人々へしたことへの燃えるような怒り。 ──「ガーディアン」紙 「この世界の狂気をどう説明できる?」 1990年、内戦下のスリランカ・コロンボ。 戦場カメラマンにしてギャンブラー、皮肉屋で放埒なゲイであるマーリ・アルメイダは、目を覚ますと冥界のカウンターにいた。自分が死んだ記憶はないが、ここに来る前に内戦を終わらせるための重要な写真を撮ったことは覚えている。与えられた七夜の猶予のうちに、自分を殺した犯人を捜し、内戦を終結に導くことはできるのか? 復讐を誓う青年革命家、爆破テロの犠牲になった博士、魂を飲み込む邪神、錯綜する陰謀……。死者も生者も入り乱れた地の混沌を駆け抜ける、狂乱のゴースト・ストーリー。
  • マーリ・アルメイダの七つの月 下
    3,080円 (税込)
    復讐を誓う青年革命家、爆破テロで死んだ博士、冥界最凶の邪神、泥沼化する三つ巴の内戦──あの世もこの世も巻き込んだ、血なまぐさい混乱の行きつく先は。悲しくも可笑しい破天荒な魔術的ミステリ。 あなたはこの物語で、人間の悲劇的な愚かさと、目も眩むような愛を目撃することになる。 ──西加奈子 最高にグルーヴィーな語りのリズム。主人公マーリ(の幽霊)と一緒に知られざるスリランカの闇を突っ切った。 ──佐藤究 全ての諍いは死者たちの呪いから始まる。時にフィクションは現実の暴力に無力だ。が、この悪夢の旅はどうだ、シュールな笑いで飄々と死体の間をすり抜けて行く。これはすぐ間近に迫る我々の明日の物語だ。 ──幾原邦彦 強烈なエネルギー、悲しいユーモア、胸が張り裂けるような感情。そして、歴史が人々へしたことへの燃えるような怒り。 ──「ガーディアン」紙 「ぼくたちを殺したやつらを罰する覚悟はできた?」 親友のジャキと恋人のDDに望みをかけ、スリランカの混乱を駆けるマーリ。 そこに立ちはだかるのは、復讐を誓う青年革命家、生者と隠者を媒介する隠者、爆破テロの犠牲になった博士、そして魂を飲み込む邪神……。 陰謀は錯綜し、三つ巴の内戦は激化していく。報復に満ちたこの世界で、それぞれの悲劇が行きつく先は。 血と煙と愛でつむがれる、魔術的タイムリミット・ミステリ!

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マーリ・アルメイダの七つの月 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    下巻は第3の月の続きから始まる。現在と過去が交錯し、マーリのこれまでにしてきたことが明らかになる。そして彼が大切に思う人達に危険が迫る。彼のやり残したことは叶えられても世界はなにも変わらなかった。ついに明かされる彼の死の真相は苦いものだったが、1990年という時代を考えればやむなしか。
    時間制限のあ

    0
    2024年03月09日

    Posted by ブクログ

    スリランカと言えば、マイケル・オンダーチェ『アニルの亡霊』を思い浮かべるが、アプローチとしてはまるで真逆のようでありながら、これもありだなーと面白い。

    ヴォネガットを連想したけれど、作者はやはりヴォネガット好きのようだ。

    0
    2024年03月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    二人称の語りや、マーリのキャラから繰り出される軽いノリに騙られてはいけない。つまり人間はこんなもんだよねという諦めと、それでもやらなければならないことがあるという頑固さの二つが並んでテーブルの上に載せられる。まるでカジノのポーカー台のように。
    ひさびさのスリランカもの、オンダーチェの『アニルの亡霊』

    0
    2025年04月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2022年 ブッカー賞受賞作
    スリランカ出身の著者が描く、1990年当時のスリランカ内戦の惨状、
    そして戦場を駆け抜けた主人公"マーリ アルメイダ"がさまよう死後の世界。

    現実と想像が激しく入れ乱れる中で主人公は現世で成し遂げることのできなかった、
    スリランカの平和への願いを叶

    0
    2025年08月03日

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