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カント最晩年の,「自由」の「体系」をめぐる大著の新訳.第二部では「道徳性」を主題とする.「人間の人間に対する道徳的な関係」について,「同時に義務である目的」とは「自分の完全性」と「他人の幸福」であることを軸に論を展開していく.『人倫の形而上学』全体の充実した解説も付す.(全二冊)(解説=宮村悠介)
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