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Posted by ブクログ
タイトルにあるように、日本語と漢字の関係(歴史)を丁寧に考察した本だと思います。
古代の日本語の書き言葉としては『万葉集』を軸に、中世の日本語の書き言葉としては『平家物語』を軸に、近代の日本語の書き言葉としては、江戸時代を中心に作られた辞書(今でいうところの漢和辞典)を軸に語った内容であり、表意文字としての漢字、表音文字としての漢字(平仮名や片仮名に通ずる)、中国と日本語との関係を知るうえで、有用な本だと思います。
個人的に面白いと思ったのは、書体に関する記述。
明朝体の前には、宋朝体もあったのですね。
明朝体ができた時代は、ちょうど、印刷技術が普及する時代であり、その結果、漢字(文字)は、書くための文字、というだけでなく、印刷するための文字という役割を持つようになり、それゆえ、それ以降は書体が固定し、明朝体が、現在でも書体の完成形のような状態にある、という話は、なかなか興味深い話だと思いました。
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