平安王朝と源平武士 ――力と血統でつかみ取る適者生存

平安王朝と源平武士 ――力と血統でつかみ取る適者生存

1,210円 (税込)

6pt

3.8

清少納言や和泉式部が仮名文学で雅な貴族の世界を描いていた裏には、暴力が支配する武士の世界があった。それは地方だけでなく、都のすぐ近くでも人が殺されるような状態だった。そして、その雅な世界は武士による収奪によって成り立っていたのだ。この凄惨な時代、拡大・縮小を繰り返しながら、源氏と平氏が武士の代表格として確立してゆく。その背景にある、血の入れ替えと相剋の過程を克明に綴る。

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平安王朝と源平武士 ――力と血統でつかみ取る適者生存 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    武士としての源氏平氏が顕在化するきっかけとなったのが、939年の平将門の乱だという文言から始まる著書だが、多くの人名が出てきて把握するのが大変だった.最終的に源頼朝が鎌倉幕府を開いたのが、武士政権の頂点だとの指摘だ.ただ、北条家としての平氏が背後に存在しており、平清盛へ政権が移り、彼が出世していくこ

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    何故「源平」の二氏が武士の代表になったのか、を平将門の乱から平治の乱に至るまでの各家の盛衰を紹介して論じている。馴染みのない時代のことが詳しく書かれていて、とても面白かった。

    満仲以降の歴代源氏の危うさと、そこまで振り切れない平氏(特に直方流)の強かさが印象に残る。
    また、平治の乱で主従の縁が切れ

    0
    2024年09月25日

    Posted by ブクログ

    武士の創設から鎌倉幕府までの歴史についてかなりの推論を交えて述べたもの。
    王族子孫からの土着、武士化、受領との抗争などから、将門の乱、秀郷や利仁、藤原保昌などの子孫の話は面白かった。

    母方の遺伝で凶暴化するとかは眉唾。
    この説では論文にはならないだろう。

    著者独自の視点もあちこちに見られて、歴史

    0
    2025年02月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    序章   王朝絵巻世界の裏面史~隣り合わせの血と暴力
    第1章  三つの謎~源平の突出、消えた名族、強い受領
    第2章  源平はいかにして武士の代表格たり得たか
    第3章  王臣家・群盗問題の解決と将門の乱
    第4章  源氏の飛躍と秀郷流藤原氏の沈淪
    第5章  藤原保昌を生んだ血統と政治的環境

    0
    2024年06月22日

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