在日の耐えられない軽さ

在日の耐えられない軽さ

990円 (税込)

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4.0

父は一九二〇年代に来日した、日本語小説を書いた最初の朝鮮人で、のちに皇道思想家。戦後は心の病に冒され、六〇年にひとり帰国した――。父や母の歴史と子供たちの人生との間にはどのようにつながりがあるのか。本書は、ひとつの「在日」家族の誕生から終焉まで、そして、そのひとりひとりの生き方を、戦前から現在にいたる日本と韓国の関係と重ね合わせて描くことによって、新たな認識と洞察を読者にもたらす。

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    Posted by ブクログ 2020年06月20日

    著者自身の若い頃のこと、両親きょうだいのことが書かれている。「在日」ということに煩悶しながら生きていたご自身の若い頃。外に向かって激しく生きた父と妹。内に向かって寡黙に生きた母と兄。在日であるがためか性向のためか、それぞれ厳しい人生を歩んできたのだなあと思った。
    こんなタイトルだけど、著者は「一世が...続きを読む

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