隣国の発見 ──日韓併合期に日本人は何を見たか

隣国の発見 ──日韓併合期に日本人は何を見たか

1,595円 (税込)

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日韓併合期(1910~1945年)の日本人のなかには、朝鮮の人や自然や文化を体験し、観察し、優れたエッセイを残した者たちがいた。谷崎潤一郎はその風景を「純然たる日本画の絵の具の色」と描き、柳宗悦や河井寛次郎は人々の生活ぶりに理想郷を見出した。新渡戸稲造が「彼等は実に有史以前に属するものなり」と断じた一方、安倍能成はステレオタイプと格闘した。植民地支配の産物として顧みられなかったこれらの作品を読み直し、日本人が発見した隣国の姿を浮かび上がらせる。 【目次】第一章 朝鮮の山河/1 海峡を越えて/2 禿山と岩山/3 朝鮮の山河/第二章 隣国の発見/1 少年の日の思い出/2 大人たちの見たもの/3 白磁の美の発見/第三章 もう一つの眺め/1 非好感の眺め/2 朝鮮人とはだれか/第四章 京城の歩く人/1 安倍能成の朝鮮エッセイ/2 浅川巧への惜別の辞/第五章 旅する科学者/1 挟間文一と辺境の地への旅/2 挾間文一の日記/付録 挾間文一の日記/3 朝鮮に与えられ、また与えた人

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隣国の発見 ──日韓併合期に日本人は何を見たか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年08月16日

    結論がない。
    主張がよく解らない。
    当時の、K国を巡る、「エッセイ」の集約か。

    K国の自然や文化を讃える?内容も結構あってちょっと「驚いた」のだが、言ってる人達って、結構「文化人」で、平安時代の文化がまだ残ってるって、それって本当に褒めてるのか。列強が帝国主義的に植民地求めて弱肉強食争ってるときに...続きを読む

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