ラディカル・オーラル・ヒストリー オーストラリア先住民アボリジニの歴史実践

ラディカル・オーラル・ヒストリー オーストラリア先住民アボリジニの歴史実践

1,848円 (税込)

9pt

5.0

異なる他者の営為を〈歴史実践〉と捉え,複数の声の共奏可能性を全身で信じ抜く――根源的多元性の前に立ちすくむ世界に,人文学という希望をもって対峙するための魅力的な仕掛けに満ちた畢生の名著,ついに復刊!(解説=本橋哲也)

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ラディカル・オーラル・ヒストリー オーストラリア先住民アボリジニの歴史実践 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年12月29日

    この本はすごい。

    徹底的に「歴史とは何か」を自分の頭で考え抜いている。

    ポストモダンで「真実は複数」と言われるけど、それを「頭」ではなく「心」で引き受けようとしている。

    「尊重」の裏にある、隠された権力に敏感にならなければならないことを教えてくれる。

    すごい本だ。早逝されたのが悔やまれる。

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月19日

    インタビューされる側を尊重する作者の姿勢が印象的。インタビュー調査ってする側とされる側の権力関係がつくられがちだけど、学術的な都合から調査を進めるのではなく、インタビューされる側の声に全神経を傾ける。実証主義を重視し、研究者が歴史を作る構造が維持されつつあるが、スピリチュアルな、研究者が知らなかった...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年11月09日

    徹底的にオーストラリアのグリンジというコミュニティの個別文脈性にこだわり、普遍性と実証主義を学問的良心とする歴史学との間に対話の空間(著者の言葉で言えば、協奏の可能性)を生みだそうとした労作。多様な歴史経験に真摯に向き合うことの重要性が一貫して主張されている。筆者がもし存命だったら、次作は(著者が批...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月12日

    刺激的な本だった。博士論文をもとにした本で、博論の書評とか「幻のブック・ラウンチ」とか色々載っているが、博論の中身は二章分くらい。単行本は2004年だが、後続の研究状況はどうなのだろう。

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