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Posted by ブクログ
花房観音『果ての海』新潮文庫。
逃げる女を描いたサスペンス小説。既視感があると思ったのは、『福田和子事件』と酷似した設定のためか。
真相が明らかになる結末は有りがちなもので、何故、整形した圭子が逃亡犯と見破られたのか疑問が残る。
愛人の糸井慎吾を階段から突き落して殺害した鶴野圭子は、全てを捨てて逃げることを決めた。圭子は出会い系サイトで知り合い、何度か肌を合わせた自称元ホストと言う怪しげな男の鈴木太郎に逃亡の手助けを頼る。鈴木の紹介でモグリの医者で整形した圭子は、さらに鈴木から倉田沙世という偽名で身分証明書まで準備してもらう。
新たな身分を手に入れた圭子は福井の芦原温泉へと向かい、住込みの仲居仕事に加え、宴会コンパニオンの仕事にも就く。
芦原温泉で圭子は、あわらミュージック劇場のストリッパー・雪レイラと親しくなるなど、少しずつここでの人間関係を築いていくが、逃亡犯としての不安も芽生えていく。
そして、圭子の逃亡も突然、終わりの時を迎える。
本体価格670円
★★★★
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