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美麗な絵と卓越したストーリーテリングで数々の名ホラー作品を世に放ってきた伊藤潤二氏。氏の最大の功績は、ホラーでありながらシュールな笑いを誘う……ホラーギャグというこれまでにない新しいジャンルを打ち立てたことだろう!
その代表がこの「双一」シリーズである。主人公の双一少年は、日常的に釘を噛み、気に食わない奴に向かってペッペと吐きつけては、兄の公一さんに怒られ、「ホラーな目にあわせてやる……」と捨て台詞を残して、勝手に呪いをかけては毎回失敗し、自分が痛い目にあって終わるという、チャーミングな男の子。呪いの力は本物なのに、子どもであるが故にうまくいかず、じたばたするところがまた可愛らしい。
ガチホラーは怖くて読めないけれど、ホラーギャグならいけるかも……という方にぜひお手にとって欲しい。ちなみに『HUNTER×HUNTER』作者の冨樫義博氏も伊藤氏の熱心な読者というのは有名な話。
Posted by ブクログ 2013年10月20日
富江サマの毒気に当てられて追加購入(トホホ☆)
表題作+「怪奇ひきずり兄弟」他、短編3編。
「怪奇ひきずり兄弟」に既視感を覚えたが、それもそのはず、
『怪奇カンヅメ』に収録されていたのを昔読んでいました。
怖い話かと思ったら笑えるファミリードラマ(?)だったのだ。
メインの「死びとの恋わずらい」...続きを読む
四つ辻の美少年はコレクションで知りました。
コレクションでは、ほんの一部分しかアニメ化されていないと知り、ネタバレに興味を持ち早速買ってみましたが買って正解でした。
アニメで四つ辻の美少年の話を見てから気になり購入。黒服の少年の正体が龍介だったのかは分からないが、読者の想像に任せる話だと思う。ハッピーエンドでもバッドエンドのどちらでもないと思うが、暗い舞台設定などがとてもいいです。怖いけど切ない。とてもオススメです。
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