山県有朋 明治国家と権力

山県有朋 明治国家と権力

1,056円 (税込)

5pt

4.8

明治国家で圧倒的な政治権力を振るった山県有朋。陸軍卿・内相として徴兵制・地方自治制を導入し、体制安定に尽力。首相として民党と対峙し、時に提携し、日清戦争では第一軍司令官として、日露戦争では参謀総長として陸軍を指揮した。その間に、枢密院議長を務め、長州閥陸軍や山県系官僚閥を背景に、最有力の元老として長期にわたり日本政治を動かした。本書は、山県の生涯を通して、興隆する近代日本の光と影を描く。

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山県有朋 明治国家と権力 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    山縣有朋の強権的なイメージとは違った景色が見れる。あまり偏った思想を持たず、中和的な政治を行う人とは知らなかった。晩年には保守的な思想も垣間見えるが、あくまで尊皇を貫き通した人物であるとの見方をすれば良いのかな。軍人らしからぬ政治にも一定の能力を持つのは、明治期の特徴だと感じる。

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    小林道彦「山県有朋 明治国家と権力」中公新書
    山県有朋という矛盾に満ちた政治家の評伝。軍人政治家として徴兵制などに尽力したが、地方自治などの設計にも関与し、内務官僚と縁が深まった。帝国大学を卒業して官僚として奉職した人達が政党政治家の猟官・政治任用を嫌って山県に頼るようになったというのは人間心理とし

    0
    2024年10月12日

    Posted by ブクログ

    山県有朋
    明治国家と権力
    著:小林道彦
    中公新書 2777

    おもしろかった、明治期の日本は、今日のような米国の核の傘に守ってもらっているような日本ではない
    まさに、明治維新によって、独立したばかりの小国である日本は、ロシアという超大国の脅威にさらされていた。

    明治という時代は、仮想敵国であるロシ

    0
    2024年09月20日

    Posted by ブクログ

    坂の上の雲が正岡子規と秋山兄弟で明治の上り坂を描いたのだとしたら、昭和の下り坂への入り口までを追える人物は山県有朋なのであろう。小説の主人公にはなりにくい人物だが、新書の形式での評価評論はなじみが良い

    0
    2024年02月23日

    Posted by ブクログ

    巻末に付いている山縣有朋の伝記のほぼを読んでいるが、伊藤之雄『山県有朋』(2009年)から山県評がどうも民主派によりすぎになってきている気がする…。昔は元老の中でも最右派、なんなら太平洋戦争の遠因などと言われたものだが。右からは左、左からは右と言われる、という人は意外に多くいるものだが、まさか山縣有

    0
    2024年04月29日

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