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天才にして革命家、そして私の師匠――立川談志。
世間からのイメージは破天荒で、毒舌家で、タレント議員の走り。
ただ落語中興の祖として実力派折り紙付きで、圧倒的な存在感を誇った落語家だ。
そんな談志に、大学在学中に弟子入りした立川志らく。
まさに「前座修業とは矛盾に耐えることだ」と言わんばかりの理不尽な試練に耐える下積み修業時代。そして、芸道に邁進し、二つ目、真打ちへと昇進していく日々には、師匠への尽きせぬ憧憬の念と、親子関係をも凌駕する師匠から弟子への愛に溢れていた。
しかし、そんな関係も永遠には続かない。
2011年11月21日、談志は享年75歳、喉頭癌で逝去。
伝統芸能の世界において子弟の別れはない。肉体は消えても、その精神や芸は弟子たちの体に宿り、次代へと伝わっていく。志らくのなかに談志はまだ生きているのだ。
師匠・談志への熱き想いが胸に迫る人気落語家の自伝的エッセイ。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
あまり落語に詳しくない人でも立川談志さんの
名前は知っていると思います。
今はその弟子たちが、談志さんの遺伝子を受け
継いでいます。
その弟子の一人である、立川志らく氏が談志師匠
に弟子入りしてから現在までの日々を綴った
エッセイが本書です。
理不尽な要求を弟子たちに対して突きつけることで
有名だった談志師匠ではありましたが、その本意は
「オレに気を遣わせるな。オマエがオレを快適にする
ことを考えろ。オレひとりを快適にすることができ
ないで、お客様を快適に出来るのか?」という言葉
に凝縮されています。
落語は現在でも人気のエンターテイメントでは
ありますが、談志師匠が存在していなかったら
単なる伝統芸能として今では消えてしまっても
おかしくない危機にもあったそうです。
落語の真髄と歴史も知ることができる一冊です。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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