【感想・ネタバレ】師匠のレビュー

あらすじ

天才にして革命家、そして私の師匠――立川談志。
世間からのイメージは破天荒で、毒舌家で、タレント議員の走り。
ただ落語中興の祖として実力派折り紙付きで、圧倒的な存在感を誇った落語家だ。
そんな談志に、大学在学中に弟子入りした立川志らく。
まさに「前座修業とは矛盾に耐えることだ」と言わんばかりの理不尽な試練に耐える下積み修業時代。そして、芸道に邁進し、二つ目、真打ちへと昇進していく日々には、師匠への尽きせぬ憧憬の念と、親子関係をも凌駕する師匠から弟子への愛に溢れていた。
しかし、そんな関係も永遠には続かない。
2011年11月21日、談志は享年75歳、喉頭癌で逝去。
伝統芸能の世界において子弟の別れはない。肉体は消えても、その精神や芸は弟子たちの体に宿り、次代へと伝わっていく。志らくのなかに談志はまだ生きているのだ。
師匠・談志への熱き想いが胸に迫る人気落語家の自伝的エッセイ。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

面白い。
昭和元禄落語心中は、この弟子2人がモデルだったんじゃないかと読み進めるうちに思えて仕方がなかった。

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2024年06月13日

購入済み

しらくあり

談志の理不尽と、不思議な筋の通しかたに、どこまでも付いていった弟子の姿に笑いながらホロリとしました。立川流の面々も豊富で、人脈と指導を受けていることが伝わります。「志らく百点」と共通する話もありますが、買って良かった、読んで良かった一冊です。

#笑える #感動する #深い

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2024年04月27日

Posted by ブクログ

どこかの誰かが言っていたように、事実は一つだけど、その事実にどこから光をあてるか、で、その人にとっての真実になる。赤めだかを再読したくなりました。師匠、っていいですねえ。

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2024年04月09日

Posted by ブクログ

真面目な語り口なのに、淡々と面白いことを書いていて電車の中でひとりで笑ってしまいました。談志師匠偉大な方ですが、お弟子さんが、つらいことも悲しいこともみんなネタにしていて、お亡くなりになられてからもまるで現代を生きているかのようです。

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

こんな「師匠愛」に打たれるのは、昭和の人間だけかもしれません。でもテレビで活躍されている志らくさん、談春さんの若かりし頃の生き様が、心に刺さりました。寄席に足を運ぶ時間がなかなかないので、Spotifyで聞かせてもらいます。人は縁で人生が豊かになるということに、あらためて気づかされました。

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2024年04月28日

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