同じ星の下に

同じ星の下に

1,672円 (税込)

8pt

この誘拐犯が、わたしの本当のお父さんだったらいいのに——。

号泣、必至! 最後に待ち受ける驚愕の真相と、最後の最後にもたらされる大きな感動。


同級生はみな幸せそうだ。なのになぜ、わたしだけが、これほど不幸な目に遭い続けるのだろう。

12月の北海道。中学2年の少女・沙耶(さや)は、自分を日常的に虐待をしてきた両親が、今夜、海で自分の殺害を計画していることを知っていた。ところが下校途中「児童相談所の職員」を名乗る男の車に乗せられ、そのまま誘拐・監禁される。監禁下の交流から、ふと彼女は、男が、じつは「本当の父親」ではないかと疑い始める。一方、男は身代金2000万円が目的の営利誘拐であると犯行声明を北海道警察に送りつけ、粛々と計画を進める。男は一体、誰で、目的は何なのか?

...続きを読む

同じ星の下に のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月26日

    他の方のレビューが良かったので、期待を膨らませながら読み始めた。こういう場合、大抵あれ?となるのだが、ものすごく良かった。

    壮絶な虐待を受けて育った沙耶が誘拐される話。
    暗く、狭く、寒く、いつ殴られるかわからない、理不尽が溢れる自宅とは真逆の、暖かい、美味しいご飯にふかふかの布団、清潔な服、決して...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月07日

    家庭に問題がある少女が誘拐される話です。
    日常的に父親から暴力をふるわれ、母親に守ってもらえないどころか
    「私もあんたのこと、そんなに好きじゃない」
    と言われてしまう。誘拐犯のことを本当の父親ではないかと考える。潜伏先にいたい。家に帰りたくないと思う。悲しいです。
    ところどころでほっとするところがあ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月29日

    12月の北海道。中学2年の少女・有乃沙耶(ありのさや)は、下校途中で児童相談所の職員を名乗る「渡辺」という男の車に乗せられ、そのまま誘拐・監禁される。男はなぜか沙耶に優しく、両親から虐待を受けていた沙耶は、実は彼が「本当の父親」なのではないかと疑い始める。一方、男は身代金2000万円が目的の営利誘拐...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月16日

    読み終わった時に、沙耶と渡辺さんを取り巻く環境が幸せでありますように、と祈らずにはいられない1冊でした。出会えて良かった1冊。
    誘拐といえば「流浪の月」が思い出されるけど、全然違う結末で、どっちも好き。

    虐待されていた沙耶の元に児童福祉司を名乗る渡辺が訪れ、児童福祉施設で話しを聞くと言い沙耶はその...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月15日

    久しぶりに一気読みした。
    誘拐されたはずなのに、何故か自分に優しい誘拐犯。本当の誘拐の目的は、何なのか?身代金?それとも、、、、。
    子どもにとっての世界は、家庭と学校がすべて、そしてそれらの選択肢は子ども自身にはない。
    感想とは関係ないが、ストーリーの中に出てくる料理がとてもおいしそうだった。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月09日

    中学2年の少女・沙耶は、日常的に両親から虐待を受けていた。
    自分の殺害を両親が計画してしていることを知った彼女は、児童相談所にも電話で相談していたのだが、訪問せずにいたある日、学校帰りに相談員だと名乗る渡辺に保護するからと車に乗せられて…。

    渡辺に連れて行かれ、監禁された家での生活は、恐怖を感じた...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月06日

    少女を誘拐した誘拐犯と少女の五日間を巡る物語。
    なんとも悲しい。読者である私自身も誘拐犯である渡辺が少女の父親であればいいと思った。
    一気に読破できる作品。

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月07日

    面白い。面白すぎる。予備知識なしでたまたま手に取った本がこんなに面白いなんて、一足早い年末ジャンボに当たったような気分じゃん。正直、著者のこともまったく知らなくて、なぜこの本を選んだのかも今となってはわからないのだけれど、そんな僕が思うに、こんなことを言っては大変失礼だけれど、この本、タイトルとカバ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月03日

    もう少し、ストレートに表現できたらって、最後になって思う。

    親ガチャって言葉、好きではないけど、こんな本を読むとね、、、、

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月28日

    大変難しいテーマの著書だった。児童虐待を受けている女児を誘拐し、その後の展開は無是の心の誘拐犯なのか?心の内に大きな問題を抱えているのか?最終章でそれが明かされる。読者にはその後の余韻を残して終わる。素晴らしかった。

    0

同じ星の下に の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎単行本 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

八重野統摩 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す