「徴用工」問題とは何か 朝鮮人労務動員の実態と日韓対立

「徴用工」問題とは何か 朝鮮人労務動員の実態と日韓対立

902円 (税込)

4pt

3.3

2018年秋、韓国最高裁は「徴用工」訴訟で韓国人被害者への賠償を日本企業に命じた。日本の最高裁でも、韓国の高裁でも原告敗訴だったが、なぜそれが一転したか――。本書は、日本統治下の朝鮮人労務者の実態から、今なぜ問題が浮上したかまでを描く。この問題は、歴史的事実、総動員体制、戦後処理、植民地主義、歴史認識、国際法理解、司法の性格など多岐にわたる。それらを腑分けして解説、日韓和解の糸口を探る。

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「徴用工」問題とは何か 朝鮮人労務動員の実態と日韓対立 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    要点がよく整理されており分かりやすい。また日本、韓国どちらかに寄りすぎることもなく理性的に解説してくれている。この問題の入門書としては最適。

    0
    2021年02月13日

    Posted by ブクログ

    「徴用工」について、かなり客観的に交渉経緯や法的根拠などを著述する。

    ほぼほぼ世間に出ている論と変わりない。が、その同意に至る交渉を、薄い本ながらコンパクトに説明していただいている。

    そうは言っても、歴史的、国民感情的な問題があって、経済力もついてきたんだが、そこも含めて新しい解決を図らないとい

    0
    2023年05月25日

    Posted by ブクログ

    日韓の国交正常化への議論の流れを丁寧に追う叙述は大変勉強になった。双方のギリギリの妥協と言わばごまかしの産物だと思うと、両国の当時の交渉担当者に頭の下がる思いである。

    本書はしきりに、日本の植民地支配は韓国の近代化を助けた側面がある、徴用工の労務環境はさして劣悪だったとは言えない、強制的なものも少

    0
    2020年12月28日

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