六国史―日本書紀に始まる古代の「正史」

六国史―日本書紀に始まる古代の「正史」

902円 (税込)

4pt

4.8

奈良時代から平安時代にかけて編纂された歴史書「六国史」。七二〇年に完成した日本書紀から、続日本紀、日本後紀、続日本後紀、日本文徳天皇実録、日本三代実録までを指す。天地の始まりから平安中期の八八七年八月まで、国家の動向を連続して記録した「正史」であり、古代史の根本史料である。本書は、各書を解説しつつ、その真偽や魅力を紹介。また、その後の紛失、改竄、読み継がれ方など、中世から現代に至る歴史をも描く。

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六国史―日本書紀に始まる古代の「正史」 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年06月23日

    日本書紀から日本三代実録にいたる古代の歴史書について、その特徴や成立の背景が解説されている。個々の詳細も興味深いが、近代までの伝来過程を追う事で、歴史を継承するという事の意義を考えさせられる内容でもあった。

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    Posted by ブクログ 2017年07月07日

    まず日本古代史に興味がある方や足を踏み入れた人は黙って読んどいた方がいい。どうやって研究を進めてくのか、手法がざっくりつかめます。
    高校の授業で日本史取ってれば問題なく理解できる内容だと思います。

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    Posted by ブクログ 2016年03月26日

    六国史の内容を要約した本、ではない。六国史が作成された理由や編纂者たち、そしてその時代状況、さらには六国史がいかに受け継がれてきたか、を描いた本である。
    六国史は次の六部を指す:日本書紀、続日本紀、日本後紀、続日本後紀、日本文徳天皇実録、そして日本三代実録。日本の正史なのだが、第58代光孝天皇の御世...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年03月10日

    大学で古代のゼミ・演習を受けた人は大概輪読を経験したことがあるであろう「六国史」であるが、本書は「六国史」の編纂過程やそれに関わった役職・人物、組織を細かに説明し、天皇の紀伝としての正史の特質を明らかにしようとしている。

    〈目次〉
    はじめに
    序章:六国史とは何か
    第1章:日本最初の歴史書-『日本書...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年01月13日

    奈良時代から平安時代にかけて編纂された『日本書紀』をはじめとする歴史書「六国史」について、各書の成り立ちや内容を解説しつつ、中世以降の六国史を伝えた人々の営みについても紹介している。六国史を概観するのに最適の書。
    個々の六国史の内容について、少し物足りない気もしたが、それは裏を返せば、六国史をもっと...続きを読む

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