ハムレットは行方不明 下

赤川次郎

綾子の撮った一枚の写真が三年前の殺人事件を呼びさました。久志は義父に復讐を企てるハムレットなのだろうか。好奇心旺盛な綾子と恋人の高木はいつのまにか事件にまき込まれていく。大学の先輩の不審な行動、衣笠夫妻をめぐる黒い噂、謎の組織に追われる久志の同棲相手、裕子。複雑な人間模様が浮かび上がるが、綾子たちの大活躍で事態は意外な方向へ。快調！ 赤川ユーモアミステリー。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ミステリー
• 出版社: 集英社
• 掲載誌・レーベル: 集英社文庫
• ページ数: 280ページ
• 電子版発売日: 2011年10月28日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

謎はどんどんふくらんでいき，事件も複雑に展開する。
誰が犯人で，誰が味方なのか。
犯人側には抗争があるのか。
加賀刑事は犯人側ではないのか。
最後のどんでん返しがあるのか。

疑問がどんどんわいてくる，興味深い推理小説です。

主人公の綾子の透明感があり，先輩で写真部の部長の高木を尻に敷くところが、赤川次郎らしい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

明るくフットワークの軽い綾子と高木のカップルのやり取りが、楽しい。しかし人間関係は複雑で色んな人が色々企んでいる。とても良かった。