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Posted by ブクログ 2009年10月04日
東大法学部の歴史と存在意義を批判的に描いています。東大法学部はそもそも、日本の法律を整え、近代化させていく上で必要不可欠だった法律職行政官を大量に生産する目的で国が設置したものだった。それが現在では東大法学部の学生はその多くが裁判官や弁護士、外資系企業をはじめとする民間企業を流れ、その役割は変容しつ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月08日
東大法学部は、近代国家を形成する上でとても重要な役割を果たした。明治時代、日本は西欧列強に伍していくため、法律が整備された法治国家を早急に構築する必要があった。その法律を作る人材を供給する機関として東大法学部は創設された。いまでも霞が関において、東大法学部卒の人間が大きな力を持っているルーツはここ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月25日
本書をどう読むか、人によって大きく異なるだろう。
エリート官僚養成機関の実績が、時代の変化とともに様相が変わり、それを取材を通じて紹介している。
では、その変化があって悪いところばかりなのだろうか。私はそうは思わない。これだけあらゆる価値観が多様化した今日において、学生の進路選択に幅がでるのはある意...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月11日
東大法学部の歴史と、それに関係する政財官界の人脈、さらに彼らの業績(所業というべきものもあるが)などの基本データが充実していて、日本における東京大学の位置づけがとてもわかりやすい。
その反面、著者独自の主張となると、やや物足りない。
主な論点は、国家中枢への人材供給源としての東大法学部の終...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
官僚の士気が下がるのは権限をとられちゃったからだとある。
「裁量権をせばめられた官僚たちのやる気は、徐々に減退し、朽ちてゆく。モラール(士気)の低下である。腐敗官僚の増加は(中略)最大の原因は使命感と緊張感の喪失にあったというべきであろう」(p.92)
まあ、生涯一プレーヤーの身としては、...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
こうもまぁ、世間の偏見に迎合、助長するような著作は見上げたものだ。
官僚離れ、外資志向の増加という指摘はまっとうだろう。
しかし、エリート排出機関としての東大の機能低下、存在意義に対する懸念はどうかと思う。
勿論昔に比べて様々な点で卓越性、優位性が失われているかもしれないが、だからといってそのほかの...続きを読む
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