占領期カラー写真を読む オキュパイド・ジャパンの色

占領期カラー写真を読む オキュパイド・ジャパンの色

ビジネス・実用
1,254円 (税込)

6pt

4.5

七〇年以上前,占領下の日本において,アメリカ人によって無数のカラー写真が撮影され,いま,それらが続々と世に出てきている.「敗者」を撮ったそれらには,当時の人々,日常,風景が,驚くほどあざやかな色とともに焼き付けられている.目を奪われてはならない.そこから何が分かるのか? 資料として活用するには?

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波新書
  • タイトル
    :
    占領期カラー写真を読む オキュパイド・ジャパンの色
  • タイトルID
    :
    1320369
  • ページ数
    :
    254ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年03月23日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    60MB

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占領期カラー写真を読む オキュパイド・ジャパンの色 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    本書の題名にも在る「オキュパイド・ジャパン」というのは1945年から1952年の「占領下に在った日本」を意味する。そして本書だが、その「占領下に在った日本」の様子を詳しく論じているという程のことではない。本書は「“史料”としての写真」、「“写真文化”の歴史」、「写真の継承」というような諸要素が合わさった事柄を述べていると思う。
    現在、1945年から1952年の「占領下に在った日本」で撮影されたカラー写真が色々と伝えられている。
    伝えられている写真には様々な性質のモノが在る。伝えられる写真を撮った人の属性、目的等が色々と在る。大雑把に言えば、公務で撮った可能性が高い画も在れば、個人的な画も交る。
    そしてその伝えられている“カラー写真”とは「スライド」である。多くがコダック社のリバーサルフィルムで撮影され、コダック社へモノを送ってスライド化するのである。
    多分「写真を撮る営為」と「モノとしての写真」というようなことでは、時代が変われば色々と変わるのだと思う。「スライドの“カラー写真”」という時代には、「撮影者等の“語り”が加わって投影され、家族や友人や知人等が集まって観る」という営みの存在感が大きかった。殊に個人的な画はそういう傾向が強かった。
    公的な機関に「資料」または「史料」として伝わるモノに多く見受けられる、公務で撮った画に関しても、「スライドの“カラー写真”」は「公務の報告に際し、説明の“語り”が入って、報告会参集者に投影して見せる」という利用のされ方だったようだ。
    そういう“語り”の前提が在って、モノクロ写真を貼り付けた写真帖(アルバム)のようにコメントが或る程度詳しく残る場合が生じているのでもないのが「スライドの“カラー写真”」の特徴ともなるようだ。
    その他、本書には占領軍関係者等による「写真を撮る営為」に関する事や、史料としての扱い方、今後の展開や期待等の豊富な話題が盛り込まれている。
    「写真を撮る営為」と「モノとしての写真」というようなことについては、1940年代という程に遡らなくても、この20年間以内位で随分と変わっているというように観る。「写真を撮るカメラを…」とでも言えば首を傾げる人達、「写真とはスマートフォンに画像を記録すること」とでも思っている人達が相当に多いことであろう。用紙にプリントする以上に、デジタルデータとして保管される写真が圧倒的に多い様子にもなっているであろう。こういうのは然程古くからのことでもないと思う。
    そういう変遷が在るからこそ、「“史料”としての写真」、「“写真文化”の歴史」、「写真の継承」というような事柄に想いを巡らせることに大きな意義が在ると思う。本書では、デジタル技術による画像処理の恩恵も少なからず受け、貴重な画を少し多めに紹介しているのだが、それらが素晴らしく少し驚く。正しく「オキュパイド・ジャパンの色」である。
    色々な要素が合わさって興味深く読み進められる一冊であると思う。御薦めしたい。

    1
    2023年03月09日

    Posted by ブクログ

    タイトルと帯だけ見て終戦直後に撮影されたカラー写真の写真集的な本かと思ったのですがそうではなく、終戦直後に撮影された写真を多数見ることで何を撮影し、何を撮影しなかったのかを研究する本でした。文字情報でないアーカイブの研究ってこうやってやるのかと、研究手法の勉強になります。
    それにしてもアメリカは終戦直後の時点でカラー写真フィルムが(日本に来る軍人という若干上流聡とはいえ)大衆に手が届くところまで安くしていたのですね。こんなところにも国力の差を感じてしまいました。

    0
    2023年06月21日

占領期カラー写真を読む オキュパイド・ジャパンの色 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波新書
  • タイトル
    :
    占領期カラー写真を読む オキュパイド・ジャパンの色
  • タイトルID
    :
    1320369
  • ページ数
    :
    254ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年03月23日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    60MB

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