作品一覧

  • 占領期カラー写真を読む オキュパイド・ジャパンの色
    4.5
    1巻1,254円 (税込)
    七〇年以上前,占領下の日本において,アメリカ人によって無数のカラー写真が撮影され,いま,それらが続々と世に出てきている.「敗者」を撮ったそれらには,当時の人々,日常,風景が,驚くほどあざやかな色とともに焼き付けられている.目を奪われてはならない.そこから何が分かるのか? 資料として活用するには?

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 占領期カラー写真を読む オキュパイド・ジャパンの色

    Posted by ブクログ

    本書の題名にも在る「オキュパイド・ジャパン」というのは1945年から1952年の「占領下に在った日本」を意味する。そして本書だが、その「占領下に在った日本」の様子を詳しく論じているという程のことではない。本書は「“史料”としての写真」、「“写真文化”の歴史」、「写真の継承」というような諸要素が合わさった事柄を述べていると思う。
    現在、1945年から1952年の「占領下に在った日本」で撮影されたカラー写真が色々と伝えられている。
    伝えられている写真には様々な性質のモノが在る。伝えられる写真を撮った人の属性、目的等が色々と在る。大雑把に言えば、公務で撮った可能性が高い画も在れば、個人的な画も交る。

    1
    2023年03月09日
  • 占領期カラー写真を読む オキュパイド・ジャパンの色

    Posted by ブクログ

    タイトルと帯だけ見て終戦直後に撮影されたカラー写真の写真集的な本かと思ったのですがそうではなく、終戦直後に撮影された写真を多数見ることで何を撮影し、何を撮影しなかったのかを研究する本でした。文字情報でないアーカイブの研究ってこうやってやるのかと、研究手法の勉強になります。
    それにしてもアメリカは終戦直後の時点でカラー写真フィルムが(日本に来る軍人という若干上流聡とはいえ)大衆に手が届くところまで安くしていたのですね。こんなところにも国力の差を感じてしまいました。

    0
    2023年06月21日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!