血の歌

血の歌

1,430円 (税込)

7pt

4.1

痛ましい歌声が、俺の胸を血まみれにする。
戦争の昂揚と絶望、そして戦後の果てない堕落。兄の人生を見つめたその娘は、「謎の歌手」に生まれ変わった。
代表作『兄弟』の原型にして、いまに鮮烈な未発表作品、なかにし礼の死後1年目に衝撃の単行本化!

※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください

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血の歌 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    切なく読んだ。リアルタイムで森田童子にはまりLPをそろえ森田童子全曲集で歌詞も確認した。地方にいたのでコンサートには行けなかった。
    中西れいの兄(森田童子の父)目線で描かれている。自分宛ての歌詞として読み応えている。父が自分の失敗と読み取っているが、同世代のものとしては75年以降の青春群像の一コマと

    1
    2022年03月18日

    Posted by ブクログ

    なかにし礼の亡くなってから見つかった作品。激動としか思えない人生を生きた人。
    兄の放埒な生き方に、振り回されて、でもこの作品は、その兄の視点から、娘との関係を書いてある。どことなく、悲しい、寂しい作品。

    0
    2022年01月16日

    Posted by ブクログ

    なかにし礼の亡くなった後に
    机から出てきた遺作でした。
    兄弟)とかぶる内容だが兄の娘が
    シンガーソングライターとして
    デビューする際は後押しした事
    借金と女狂いだった兄の娘だった
    から叔父として憐憫を持っていた事
    TVドラマ(高校教師)の主題歌で
    ブレイクしたけれど、デビューから
    ベールを被らせて(

    0
    2025年06月04日

    Posted by ブクログ

    ドラマ高校教師が放送していた時は、私はちょうど高校生でした。森田童子のオープニング曲がなんて暗くて切ないメロディなのか思春期の私を驚愕させた。
    血の歌は、父親の存在その物なんだ。森田童子のメッセージでもあり、かつ中西家その物なのか、、、。
    今度は『兄弟』を拝誦させて頂きたい。
    習作ではあるが本当の遺

    0
    2022年05月29日

    Posted by ブクログ

    かの衝撃作『兄弟』のスピンオフか続編のようなものかなと思いきや、『兄弟』の習作として書かれた遺稿なのですね。これは意外でした。だからなるほど、主人公は“王子“というより正一なわけか…。先日SNSで知り早速読みました。他のレビューサイトでは、薄いとか高いというコメントを見かけますが、抱き合わせる小説が

    0
    2022年02月06日

    Posted by ブクログ

    なかにし礼自身に発表する気があったかどうかはわからないが、やはり習作として終わらせるべきでない、短編として力のある一作だと思う。兄、姪(森田童子)、母親、それぞれを描く距離感、濃さの使い分けが絶妙で、物を書く才能とはこういうことかと感心した。「兄弟」も読んでみよう。

    0
    2022年02月02日

    Posted by ブクログ

    何というタイミングだろう今月からドラマ『高校教師』の再放送が始まったこともリンクしてライヴ感が加わり、短編ながらも強く深く引き込まれた。読みながらアタマで鳴っていた「ぼくたちの失敗」の聴こえ方が変わる。

    0
    2022年01月14日

    Posted by ブクログ

    昭和の大作曲家、なかにし礼の姪は森田童子だった。
    しかし、この小説が世に出た時には、2人とも故人となっていた。

    巳年に生まれたから「美納子」
    「昭和28年1月15日夜9時。極寒の青森市であった。
    この子が20歳を過ぎ、突然、森谷王子となって、自作の歌を歌い始めたのだ」

    「兄弟」で登場する兄の中西

    0
    2022年04月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    血の歌

    著者:なかにし礼
    発行:2021年12月25日
    毎日新聞出版
    初出:サンデー毎日2021年12月26日号、2022年1月2・9日合併号

    謎の歌手、森谷王子(もりやおうじ)は私の娘なのです。私の二番目の娘、美納子なのです。
    そう言いたい衝動にしばしば駆られるが、中西正一はこらえる。
    (中略

    0
    2022年03月11日

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