「おふくろの味」幻想~誰が郷愁の味をつくったのか~

「おふくろの味」幻想~誰が郷愁の味をつくったのか~

1,034円 (税込)

5pt

3.9

肉じゃが、ポテトサラダ、オムライス……? 男女の性別によって、あるいは世代によって、「おふくろの味」という言葉に対する認識や意識は異なる。なぜその味は男性にとってはノスタルジーになり、女性にとっては恋や喧嘩の導火線となり得るのか。わかりそうでわからない、正体不明のこの味について、本書は、個人の事情や嗜好というよりもむしろ、社会と時代を丹念に読み解き、その誕生の経緯と実体が何であるかを探る。

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「おふくろの味」幻想~誰が郷愁の味をつくったのか~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    食にまつわるビジネスをしている知り合いに「食べる」って観点で昭和・平成・令和の社会変化を研究している人っていない?と聞いたらすかさず推薦されたのがこの本の著者の湯澤規子教授でした。で、本書もめちゃ面白い、とおすすめされました。なので、即読み。あまりに面白かったので、すぐ「胃袋の近代」に手を伸ばして、

    0
    2024年11月03日

    Posted by ブクログ

    「おふくろの味」と聞いて思い浮かべる料理や
    定義は何でしょうか。

    「家庭料理」「家庭で作られる料理」と思われ
    るかもしれないです。

    でも家庭で作られたとしても、カレーライスや
    ハンバーグはちょっと違う気がします。やっぱ
    り「肉じゃが」かな。でも他に思い浮かばない
    人は多いのではないでしょうか。

    0
    2024年08月04日

    Posted by ブクログ

    このタイトルを見た時に、「なんて著者は冷たい人なのだろう…。この人の真意はなんだ?見てみよう!」と思い、この本を手に取りました。

    しかし、この本を読み進めると、「おふくろの味」を解明する中で、日本における食事の価値や家族のあり方、さらにはその背景にある社会情勢を感じとることができ、「おふくろの味」

    0
    2023年02月28日

    Posted by ブクログ

    「おふくろの味」という概念はいつ、どこから生まれて、どのように共有、拡散され、変化したのかを探る。湯澤規子氏のことは深緑野分『福神漬』で知り、『胃袋の近代』が面白かったのでこれも読んでみた。

    「おふくろの味」と言われたら、私は母がつくる肉じゃがのような家庭料理を想起する。少なくとも明治時代までに生

    0
    2024年11月01日

    Posted by ブクログ

     「おふくろの味という実体のないイメージ。メディアによって作り上げられてきたいわば「神話」とも言える。それも時代とともに変化してきた。また、おふくろの味とは、母親の作った味、家庭の味、地域(ふるさと)の味といった様々な「持ち味」とても使われているそうだ。

    0
    2023年05月11日

    Posted by ブクログ

    料理とジェンダーの専門家であるので、もっと鋭い分析があるかと期待していた。今までの料理人の説明よりも詳しい。光文社新書ということで料理の世界に遠慮をして分析が鈍くなったかもしれない。料理人について知りたい人は軽く読めるが、ジェンダーから考える論として読むための本としては役不足であろう。

    0
    2023年03月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おふくろの味はさも昔からあった母の味というようなイメージがあるが、母親がご飯を作るようになったのは高度経済成長を経てからである。郷土料理を後世に残すためにいいように[母の味]が使われた

    0
    2025年02月13日

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