無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
■書籍紹介 / 著者・藤井保文よりメッセージ
「ジャーニーシフト」とは、顧客提供価値が時代によって変質したことを示した言葉です。一文で示すと以下のようになります。
顧客提供価値は、「モノや情報の提供」「瞬間的な道具としての価値」から、ありたい成功状態を実現させ、行動を可能にさせる「行動支援」に変わっている。
これは言い換えると、「ユーザにとって何かしらの行動やアクションを可能にしていなければ、企業として何の価値もない時代」になってきているということでもあります。自分の中でどれだけ受け止め、理解したり解釈したりしても、世の中に対して発信や貢献をし、社会やコミュニティーに干渉しないと、意味がない時代になってきているのです。
本書は、世界の潮流から新たな変化を読み解く本です。社会のビフォアアフターを書いたこれまでのシリーズに対し、提供価値のビフォアアフターを書いたものがこの『ジャーニーシフト デジタル社会を生き抜く前提条件』です。
DXやOMOから、SDGsやパーパス、Web3やメタバースなど、次々と現れるバズワードは、1つの大きな潮流【提供価値の行動支援化】を示しており、その中には2つの特性【利便性の進化・意味性の進化】があります。本書を通してこれらを整理し理解することが、変化の速い時代の道しるべになるのではないか、と考えています。読んでくださった方の仕事や生き方において、さまざまなバズワードに埋もれて身動きが取れなくならないよう思考しアクションしていくための、コンパスや道具になることを願っています。
Posted by ブクログ 2023年04月09日
特に価値の話に関しては、利便的価値と意味的価値で分けられてて、ふとベルガンディさんが述べていた意味のイノベーションを思い出しました。でもベルガンディさんは企業利益にまだ重きを置いてた感じがあったけど、ジャーニーシフトは顧客体験の先の行動変容まで繋がらないといけないから、考える範囲が変わる。
あと、属...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月06日
・ライダーに「頑張れば稼げる仕組み」で競わせる(仕組みを用意する)
・「ストリートスマート」なアプローチ:システムが完璧にできていなくても、「人出で何とかすればOK」とおおらかに割り切って実装を進める
・日本でよくみられるのは縦割りに仕組みを構築する仕組みだが、東南アジアでは「パパママストアという既...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月12日
サクッと読み終わった。
アフターデジタルとか読んでいる人は、そんなに大きく変わっていないと思うけど、心にとどめたいなと思った言葉たちは以下。
利便性と意味性:真逆の性質を持つので混ぜるなという話
顧客から見てつながり続ける理由:自分が求める成功に対してどんなアクションをとってくれるのか
品質や...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月31日
まず何より重要なのは、インドネシアで見たのは「社会ペインへの注力とその解き方」であって、日本では全く異なる社会ペインを抱えているため、それを明らかにしてアプローチしなければならないということです。
▪️利便性は共有され、意味性は所有される
UXづくりやサービス設計、価値創造においては、「利便...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月09日
顧客に届けるべき価値は何か?デジタル社会での競争軸はなにか?著者の「アフターデジタル」はとても興味深かったので、その続編として大いに期待して読んだ。
結論。期待とほぼ同じだった。日々意識していることを体系的に言語化してもらった、かつインドネシアやWeb3の具体例を示してもらった。ただ、後半で触れて...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月27日
以前の「アフターデジタル」が海外事例や利便性を中心に書かれていたが、意味性も含めた行動支援が日本でも有効なのでは?が書かれた一冊なのかな?
なんとなくですが、わかっていることをすべては書かずに寸止めされてる感もある。(続きはコンサルで的なw)
全体的にビジョン的な話が多いので、巻末の対談での深津さん...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。