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自分を大事にしたくて、お酒に頼るのやめました。 自分自身の行動と思考をつぶさに漫画にしてきた永田カビさんの最新作は、コロナ禍での飲酒・断酒を巡る日々について。 「人に認められる」=「お酒を飲んでいい」という脳内構図ができあがってしまった著者が、健康上の理由からアルコールを断つことになったのだが…… 【目次】 プロローグ 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 エピローグ おまけ編
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Posted by ブクログ
何度も紹介している永田カビ先生の一冊です。どうしてか、この方の本は読んだら辛くなるというのに中毒性があってやめられません。 今回も、絵柄が可愛いから軽く読めますが、内容的には全然軽くない内容でした。 この方の書かれる飲酒シーンがとても美味しそうなのですよ。それを見ているだけで私もお酒を飲みたくなって...続きを読むしまう程。ですが、膵臓壊したり、依存症の病院を紹介されたり、病院から逃げてきたりとなかなかヘビーです。 依存症の病院とはまた別ですが、以前NA(AAの薬物版)に通っていたことがあります永田先生はこの依存症の病院でけっこうやばい人と出会ったようなのですが、私が行っていたNAはもう少し穏やかでした。私が「外泊時に(入院中に通ってました)一杯だけビールを飲んでしまいました…」と告白したら「それをここで言えただけで素晴らしい!!」と拍手が起きる感じの場所でした。 気になったのがお酒を飲むのが「ひとりの大人扱い」と結びついているところ。ここはちょっと分からなくて、私は純粋に「酒とご飯のマリアージュを得たい」とか、「今日は何も考えたくない。酔っ払ってしまいたい」という理由で飲んでいるので、相容れないなぁと思ったのです。 それにしても一日焼酎1Lはすごいなぁと思いました。 「この世の足場」とてもいいですね。私も自分で自分の足場を見つけていきたいなぁと思いました。 K先生、とても魅力的なお医者様ですね。私も肝臓なり膵臓なりを壊したら、こんな先生に診てもらいたいものです。 最近前ほど飲まなくなりましたので大丈夫かとは思いますが。
半分くらいは前回のおさらいで、もう半分は今回のダイジェストというかリピートになっていて、話としては既視感が多いわりにあまり中身の濃さはないかな。 こんなものかもしれないが。 しかし脱走に関しては緊迫する。 考えたことくらいはあるけど、実際にやった後の顛末は初めて見た。 まあそうなるよな。 本当に少...続きを読むし生きやすくなったのか、大して変わっていないのかは判断難しいところ。 しかし作家としての牙は失われつつある気はする。 ここが難しいところ……。 次はどんな報告になるやら。 表紙で一瞬期待したのだが、恋人でもできればなあ。
自分もヒト以外の「何か」に依存してしまいがちだ。分かる。 それにしても(本に描いてある範囲で)色々とあったのは存じているが、ご両親の受け入れ感に感動した。変わっていくんだな。
アルコール依存症との戦いがメインなので既存作品よりも作者の内面描写は少ない印象。それでも十分赤裸々。
総集編?
半分ぐらいが今まで出た本のまとめみたい。 相当苦労して書き直されたのだとは思うが、今まで読んでた人が改めて買う価値があるかというと微妙。新規参入の人にも早送り過ぎて勧めにくい。 誰向けの本なんだろ?
何これ?
前半が前回のおさらい お金返して欲しいレベル
絵の可愛らしさと、鋭い言語化が絶妙なバランス。 『罪悪感は生命の基本使用料』は刺さった。 作者が人との会話に感じている困難さが痛いくらい伝わってきた。
永田流禁酒のススメ!
永田カビがこんな事になっていたと知って、ドッキリの一冊。 出世作のレズ風俗とは内容ほとんど関係ないが、両親との関係性については良くなったことが多く描かれる。 基本的には、重度のアルコール中毒から抜け出す体験談みたいな感じのコミックです。病院での入院体験もたっぷり。
#タメになる
著者のこれまでの作品と比べて強烈。 著者が最初に膵炎で入院した時のことを書いた「現実逃避してたらボロボロになった話」を読んでいたので、再発・再入院から始まる冒頭の場面を見て思わず「再発かよ」と唸ってしまった。 「現実逃避していたら・・・」も壮絶だったが、本作の方がエキセントリックな場面が多い。最終的...続きを読むに断酒ができているから安心して読めるが、そうでなかったらこれは破滅に至る物語だ。 立ち直ったきっかけとしては両親の支えが大きかったように書かれている。邪推すると、過去の著作で書かれていた母親の負担になっていた祖母が他界したことも関係しているのではないかとも思う。 印象的なシーン ・アルコール依存症の治療ではグループミーティングや断酒会、AAの参加が推奨されるが、永田さんは全部やらない。ミーティングから逃げて帰宅して酒を飲む。それっきり外来治療には行かなくなる。 これは吾妻ひでおや中島らもよりも孤高である。コミュ障ではなく孤高なのだ ・アル中あるある 「酒を飲まないと通院できない」「なぜ依存症でない人は適量でやめることができるのだろう」「酒をやめて太った」「酒がないと眠れない」 ・病院を脱走するまでの一連の流れは圧巻だった。同室の入院患者から受けるストレスに絶食後の最初の食事が重なり衝動的に脱走。トイレで点滴を引き抜いてパージ、警備室をかいくぐって外へ、という流れ。 また、その時の「もっと食べたい」に続くのが「今すぐにもっと食べてそして吐きたい」なのが衝撃的だった。 ・本書では、コロナ禍は断酒と相性が良かったと書かれている。これには私も完全に同意する。実は自分も2020年2月から2022年の7月まで2年以上断酒できていた。 (長期断酒は中断してしまったが今では破綻するほどは飲まずにいられている。)
心の弱い部分、汚い部分、目をそむけたくなるような部分もさらけ出し、自己分析し、漫画に昇華している作者の最新刊。 アルコール依存になっていた作者が、家族からの支えとコミュニケーションによって改善が図られたという締めになっている。 何か支えてもらいたいと思ったときに、アルコール(または薬物や買い物依存...続きを読むなど)に流れる人もいれば、人との交流によって心の充足を得られて救われるのだと感じた。 作者が自身の課題はコミュニケーション不全だと気づき、次にどのようなアクションを起こすのか、どのようになっていくのか、そしてどのように漫画にしてくれるのか、人生がどう転び展開していくのを楽しんでいるようで不謹慎かもしれないが、次作も楽しみにしています。
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膵臓がこわれたら、少し生きやすくなりました。
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