さよならのモーメント【電子限定かきおろし漫画4P付】

仁嶋中道

「なあ、どうしてお前は、もう一度俺の前に現れたんだ――？」

事故でこの世を去った幼馴染みの亮輔の死を引きずる春哉の前に、“自分は亮輔だ”と言う見知らぬ高校生・司が現れる。
聞くと自殺未遂を止めようとした亮輔が、司の中に入ってしまったらしい。
奇妙な縁で繋がった三人は、それを機に不思議な共同生活を送ることになる。
司を介して亮輔と言葉を交わせて喜ぶ春哉と、春哉のために亮輔に体を貸す司。
ずっとこのまま三人の生活が続くと思われたが――…？
★マイクロコンテンツ版配信時のカラーを完全収録!!

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BLマンガ
• 出版社: 海王社
• 掲載誌・レーベル: ＆.Emo
• 電子版発売日: 2022年11月24日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 42MB

[匿名 · ★★★★★]

お試しで読んで絶対泣いてしまうわーと購入をためらったものの
続きが気になって購入してやっぱり泣いてしまいました。。。
ストーリー的に先はよめていたものの、やっぱり辛い。
ずっと椅子に座って、仕事してる受けを見つめる幽霊の姿にグッときました。

[むー · ★★★★★]

ハッピーエンドではあるものの、読後じんわりと物悲しく、切ない気分になる。残ったふたりは、これからも仲良く暮らしていくんだろうけど、良かったんだろうけど、やはりじんわりと悲しい。

＃切ない

[サージュ · ★★★★★]

心が打たれたよ！この間は次から次へと甘い・エロい・ふわふわのBLを読んで楽しんだけど、結局はこのようなエロの隙間もない真骨頂のドラマが本命。切なさと辛さがありながら乗り越えて、結局が仲良くて、最後まで「願わくばずっと三人でいい」がみんなの本音で、切ないけど愛しかった。本当素敵な話でした。

割引の時に試し読みが悪くなかったのだが、正直言うとふらっとカートに入れてからしばらくの後は「勢いだけの買い物してしまったかもしれない？」と心配してた。杞憂でした！

[ブクログ · ★★★★★]

【大丈夫。俺が絶対ふたりのこと繋ぎますから（司）】

エロス度☆

自殺未遂の高校生・司、片想い相手だった亮輔の死を引きずる春哉、春哉に想いを告げられずにこの世を去った亮輔。

2人の人間と1人の幽霊による奇妙な共同生活、生と死が繋ぐ葬送ラブストーリー。

司の毒親、クズい同級生の存在が胸糞案件でしたが、亮輔の姿が視えて自分の体に憑かせることで春哉との繋ぎ役となる司が、春哉を好きになってしまったり、2人に見守られながら成長していくのが尊い。

春哉には視えないけれど彼を傍で優しく愛しく見つめる亮輔や司の前で弱さを曝け出す春哉、そして3人が迎えた結末で涙腺大崩壊でした……。

[匿名 · ★★★★★]

涙が止まらない

作者さんの絵柄がとても好きで前から気になってましたが、あらすじからして三角関係物で最後は幽霊の方が消えて悲しい終わり方をするんだろうなと思って中々手を出せませんでした。
お互いまだ好きなのに片方はもう死んでて、死んでる方は勝ち目のない三角関係を続けた結果消え、残された方は妥協した形でもう一人の方とくっついたりしてモヤモヤして終わるものが多かったからです。

でもこの本はそういったモヤモヤが一切残らずに読めました！3人とも優しくて3人が3人を大切にしてて終始心が温かくなりました。ドロドロモヤモヤするような要素もなく、ただ3人が前に進んでいく物語でした。どっちとくっ付いて！という事もなくて、3人で幸せだなっていうような本当に優しいお話でした。

最後の小話でハルが腕組みピースをする姿が、最初の方で亮輔がしてた姿と重なって目頭が熱くなりました。

＃泣ける ＃感動する

[ブクログ · ★★★★★]

自殺未遂の男子高校生に取り憑き保護を求めて来たのは、半年前に事故で亡くなった幼馴染だった。 やり残したことがある幽霊と、身体を貸す高校生と、幼馴染の死を引きずったままのトライアングルBL。

両片想いのまま死に別れてしまった幼馴染間のやり取りや距離感、高校生の母と親友(だと思っていた同級生)からのキツい仕打ち、三人での穏やかな生活と日々刻々と未来へ流れていく時間……それぞれの感情や空気のグラデーションが鮮やかに描写された一冊でした。

コミコミ有償特典小冊子は『本編後の司の密かな決意』のようなもので、ただ単に三角関係にあるわけじゃなく、司にとって『大切な人』である春哉と亮輔のために出来ることをこの先も考え続けていく司の果てしない健気さに、『二人のため』とは言え、改めて『彼らはずっと三人である』という固い繋がりを見たようで ぐっと来てしまいました。それは家族というのよ。
二人は二人の時間を与えられても、長く生きて欲しい願いとは別に、いつかまた三人揃う日も楽しみにしていることでしょう。
ここまで読んでしまったら、それはもうこの評価でも良くない……？ の＋★1。

[くまこ · ★★★★★]

立ち読み分で

絶対泣くと分かってたから(あらすじ含め)、購入から読むまで少し躊躇って。そしてしっかり泣きました。

両(片？)思いだった幽霊となってしまった亮輔とハルは司が間に居たからお互いの気持ちを伝えられたし(亮輔は成仏して消えたけど)、司も亮輔とハルを繋げることで生きて新しい人生歩めたと思うと三人でハッピーエンドだったんだなぁ、と。
ハルと司が一緒にいることで亮輔はいつもその存在は消えることなく常に傍にあるんだと思う。

＃泣ける ＃感動する

[匿名 · ★★★★★]

切なくて綺麗なお話

あーもう両片思いなのに、何で死んじゃうの泣…と思っていたけど、司くんがいてくれてよかった
２人か話せたこともあるけど、前向いて歩き出せたことはとても大きいし、亮輔側からも自分のことでいつまでも泣き続ける大切な人を見て辛くなっていくんだろうなぁ
そして、司くんというハルくんを任せる人を成仏する前に出会えてよかったと思う

＃切ない ＃感動する ＃エモい

[悠希 · ★★★★★]

感動しました

なんとなく先はわかっていたものの、やはり別れのシーンでは泣けました。読み終わった今でも心がズーンとしてるというのか。
最後想いが通じあって良かったし、近くでハルを見守っている亮輔のシーンが何度かありますが胸が締め付けられました。

＃泣ける ＃深い

[ブクログ · ★★★★☆]

ゆっくり丁寧なお話で幽霊ものとしては目新しさはないけど三者ともに素敵なキャラでどの関係も応援したくなりました。恋人になってもキスどまり…BL初心者でも安心してすすめられる(笑)
両片想いだった亡き親友が見える(憑依できる)高校生を拾った時計修理やさん。高校生は毒親&親友に裏切られ自殺しようとしたところを幽霊に止められる。

高校生は二人を見守り、幽霊氏も二人を見守り…という。三人の奇妙な同居生活。